2013/12/18 13:38
映画『トリック劇場版 ラストステージ』完成披露イベントが17日、東京都内で行われ、出演者の仲間由紀恵、阿部寛、生瀬勝久、野際陽子、東山紀之、北村一輝、水原希子、池田鉄洋、堤幸彦監督が登壇した。
2000年7月に深夜ドラマとしてスタートしてから14年。シリーズ完結に当たって仲間は「やはり寂しいと思います」と心境を吐露した。当時を「14年前、私は学校を卒業してこれから社会人として“この世界で頑張っていくぞ”という時期でした。初めて民放ドラマで主演をした作品でしたし、すごく緊張しましたが、本当にたくさんのことを勉強させてもらいました。楽しいこともつらいこともこの現場で経験させてもらいました」と振り返り、「まさか14年も続くなんて、その時も本当に思っていませんでした。本当に皆さんのおかげです」と感謝の言葉を述べた。
阿部も「この役をやって14年。僕も着々と身長だけじゃなくて成長しました」とジョークを飛ばしつつ「仲間さんもNHKの(紅白歌合戦の)司会を4回ほどやって、みんなそれぞれ成長してここまでたどり着けました」と感慨深げに語った。今回の作品については「ギャグも満載だけど泣けるストーリーもある。僕も最後のシーンでは思わず上田の気持ちになってホロッと泣いてしまいました。最初に始まったものをほうふつとさせる終わり方です」とアピールした。
一方、今回トリック初参加となる東山は「阿部さんと北村さんと比べて僕は顔が薄いものですから(2人の出演作)『テルマエ・ロマエ』には出られないですが、トリックの最後を飾らせていただいてありがたく思います」とちゃめっ気たっぷりにあいさつ。
さらに「撮影の合間はいかに北村さんが阿部さんを尊敬し、愛しているかという話をずっとしていてそれが気持ちよかった」と思わせぶりにコメントした。そこで阿部が「(北村が)『尊敬しているから銀座の久兵衛に連れて行け』とせがんでくる」、北村が「阿部さんが久兵衛に『全員連れて行ってやる』って言ってから4年たつけど口だけだから」と“内輪もめ”を始めると、東山は「厳しい撮影現場でも阿部さんが(いつか)久兵衛に連れて行ってくれるというのをモチベーションに頑張ってきた。年内は難しくても来年はよろしくお願いします」と一人涼しい顔で便乗し、会場の笑いを誘っていた。
映画は、2014年1月11日公開。
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