2013/12/10
LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)カルチャーにスポットを当てた日本唯一のアワード【Tokyo SuperStar Awards 2013】(通称:TSSA)が12月7日、ビルボードライブ東京にて開催された。
授賞式のトップバッターは、カルチャー賞を受賞したMAXの「Tacata’」。既に列席が発表されていたMAXが、艶やかなドレスでステージに現れると、割れんばかりの拍手が寄せられた。今回の受賞に「胸がいっぱいです。製作したチームの皆と喜びを分かち合いたい」と、NANAがコメントした。また、特別賞を受賞した佐藤かよは、自らのカミングアウトを「絶望感もあったが、ぶちやぶってよかったと思っている。皆さんも絶望を希望に変えていってほしい」と力強くスピーチを行い、昨年はMCとして同イベントに関わったこともあり、受賞への特別な想いを「感無量」という言葉で締めくくった。
TSSAトークには、世界4大会計事務所のひとつ「EY」のグローバル副会長であり、「フォーブス」の「世界で最も影響力のある女性」に6年連続で選出されたベス・ブルックが来日。自らの境遇を振り返りながらの感動的なスピーチに拍手が送られた。
スペシャルライブとして後半のステージに登場したのは、IMALU。「自分の周りにもLGBTの友達が多く、いつかこの歌を歌いたいと思っていた。このような機会に披露出来て嬉しい」と、昨年ビルボード全米チャート1位を獲得したマックルモア&ライアン・ルイスの同性婚応援ソング「SAME LOVE」のカバーが披露された。歌声と共にスライドに映し出されたメッセージが、出席者の心に深く届けられ、感動に包まれた。
フィナーレは、カルチャー賞を受賞したMAXが再びステージに登場し、「Ride on time」と受賞ソング「Tacata’」が披露され、会場の盛り上がりは最高潮に達した。割れんばかりの拍手と鳴りやまぬアンコールに、2度目の「Tacata’」が流れると客席もTacata’ダンスで大盛り上がり。笑いあり涙ありの2時間半は、あっという間に幕を閉じた。
その他、勇気あるカミングアウトが話題をさらったウェントワース・ミラーが海外賞を受賞し、本人から届いたレターが読み上がられた他、LUSH、大阪市淀川区、NHK総合「探検バクモン“性”をめぐる大冒険」が各賞に輝いた。
<受賞一覧>(登壇者)
カルチャー賞:MAX「Tacata’」(本人)
コミュニティ賞:大阪市淀川区(榊正文区長)
海外賞:ウェントワース・ミラー(レター代読)
企業賞:株式会社ラッシュジャパン(アレサンドロ・コミッソ、高橋麻帆)
メディア賞:NHK総合「探検バクモン“性”をめぐる大冒険」(城秀樹ディレクター他)
特別賞:佐藤かよ(本人)
Photo by 三谷暢理昭、 Soichironakamura、toki(904foto)
◎【Tokyo SuperStar Awards 2013】
2013年12月7日(土) at ビルボードライブ東京
http://www.tokyosuperstarawards.com
◎関連リンク
LGBTの現在
http://www.billboard-japan.com/special/detail/772
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