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2009/09/11 00:00

過去のライブ音源をもとにコステロ・ショー・シリーズを発表

ELVIS COSTELLOは減速することがない。

昨年12月に『SPECTACLE』というTV番組をスタートさせ、この6月には最新アルバム『SECRET, PROFANE & SUGARCANE』を発表したパンクのアイコンは、彼の今までのキャリアの中からレアなライブ音源をもとに『THE COSTELLO SHOW SERIES』の第1弾を発表する。『LIVE AT THE EL MOCAMBO』は1978年3/6、トロントでのライブを収録した海賊盤だ。14曲収録のこのアルバムは9/29にHIP-O/ユニバーサルから発売される。かつて1993年にRYKODISCから発売された『2 1/2 YEARS』のボックス・セットにも収録されたことがあるが、単独で公式に発売されるのは今回が初めて。

このコンサートはCHUM-FMで放送されたもので、プロモーションの素材として限定枚数アナログ盤としてプレスされた。COSTELLOはデビュー盤の『MY AIM IS TRUE』のサポート・ツアー中で、「PUMP IT UP」「WATCHING THE DETECTIVE」など今では彼の代表曲となっている名曲の初期のヴァージョンを聴くことができる。『LIVE AT THE EL MOCMBO』は素材同様レコーディングの質も良くないが、生っぽい音で、若い頃のCOSTELLOと出会える。

今後どれだけのコンサート音源が発売されるか情報は少ないが、来年まで続いていくようで、次に発売されるのは1978年6/4のハリウッド・ハイでのパフォーマンスになるそう。

COSTELLOは過去20年に亘って、ALLAN TOUSSAINT、BILL FRISELL、BURT BACHARACHなど色々なコラボレートも含み多くの作品を出してきた。彼は”パンク”以外のところで活躍の場を広げており、T-BONE BURNETT、EMMYLOU HARRIS、JERRY DOUGLAS、STUART DUNCANらアメリカーナのレジェントたちが参加した『SECRET, PROFANE & SUGARCANE』は6月の発売以来89,000枚のセールスをあげている。

夏のツアーが終わったCOSTELLOだが、10/5にシンガポールで、その後オーストラリアでコンサートを行う。

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