エミネム『ザ・マーシャル・マザーズLP2』が全米No.1返り咲き

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2013/11/29

　売上枚数120,000枚を獲得し、登場3週目でエミネムの『ザ・マーシャル・マザーズLP2』が返り咲いた12月7日アルバムチャート。

　3週目ですでにアメリカだけで100万枚を超えるセールスを記録している『ザ・マーシャル・マザーズLP2』は、UKやオーストラリアをはじめ、10か国以上でNo.1を獲得している。全世界のセールスは3週目で200万枚に届く勢いで、前作『リカバリー』に続き、トータルで1000万枚を超えることも期待される。また、本作からのシングル「モンスター」が大ヒット中（今週2位）で、次週は首位に到達するであろうと予想されることからも、アルバムのセールスはまだまだ勢いを落とすことはなさそうだ。

　惜しくも首位に届かなかったが、77,000枚を獲得して2位にデビューしたのがへヴィメタル・バンドのファイヴ・フィンガー・デス・パンチ、5枚目のスタジオ・アルバム『ザ・ロング・サイド・オブ・ヘヴン&ザ・ライチャス・サイド・オブ・ヘル VOL.2』。8月17日付チャートで、同2位にデビューした、『ザ・ロング・サイド・オブ・ヘヴン&ザ・ライチャス・サイド・オブ・ヘル VOL.1』の続編となるアルバムで、2作連続2位、4作連続のTOP10入りを果たした。前作『ザ・ロング・サイド・オブ・ヘヴン&ザ・ライチャス・サイド・オブ・ヘル VOL.1』は、初動11万枚を獲得してデビューし、現在までに20万枚を超えるヒットを記録している。

　5位に初登場したのは、映画『ハンガー・ゲーム2』のサウンド・トラック。1週で300億の興行収入を記録した大ヒット映画で、現在、HOT100チャートで首位を独走しているロードや、今年大ブレイクした、イマジン・ドラゴンズ、ルミニアーズといった新人から、クリスティーナ・アギレラ、コールドプレイといった大スターまで、幅広いジャンルのアーティスト等が参加している。

　6位には、2006年のデビュー作『ドートリー』がNo.1を獲得した、ドートリーの4thアルバム、『バプタイズド』が55,000枚を獲得して、初登場。そのデビュー作から全作がTOP10入りを果たしていて、衰えぬ人気を証明した。彼等はオーディション番組『アメリカン・アイドル』シーズン5のファイナリスト、クリス・ドートリー率いるロックバンドで、アメリカン・アイドル・シリーズでは、ケリー・クラークソン（シーズン1）、キャリー・アンダーウッド（シーズン4）に続くセールスを記録している。

　ラップ勢からヨー・ガッティが7位にランクイン。メンフィス出身の32歳で、本作『アイアム』は、デビューから10周年目の2作目となる。昨年、リリースされた『ライヴ・フロム・ザ・キッチン』は最高位12位だったが、大きく上回り、自身初のTOP10入りを果たした。ラップ・アルバムでは、エミネムに続く2位を獲得し、自己最高位をマーク、遅咲きではあるが、今後の活躍が期待されるラッパーのひとりである。

　9位には引き続き、ケリー・クラークソンの『ラップト・イン・レッド』がTOP10内に留まり、先週の22位から13位に、メアリー・J. ブライジの『メアリー・クリスマス』が急上昇、マイケル・ブーブレの『クリスマス』（最高位1位）も、再びTOP20以内に再浮上し、ホリデー・アルバムの売上げが徐々に伸び始めている。

　次週は、世界96ヶ国のiTunesチャートで、当日No.1を獲得したワン・ダイレクションの『ミッドナイト・メモリーズ』が首位デビューすることが予想される。

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