2013/11/29
2014年度の集計1週目となる、12月7日付HOT100チャートは、ロードの「ロイヤルズ」がついに9週目の首位獲得となった。
女性ソロ・アーティストでは、2012年に同9週をマークした、カーリー・レイ・ジェプセンの「コール・ミー・メイビー」に並ぶ記録で、デビュー曲での首位獲得では、次週No.1を獲得すれば、2002年に10週をマークした、アシャンティの「フーリッシュ」に並ぶ最長記録となる。ロードの記録更新にも注目が集まるが、今週2位に停滞中のエミネムとリアーナによる「モンスター」が、次週その記録更新を阻止し、新たなNo.1に輝く可能性が高い。
次週は、今週開催されたアメリカン・ミュージック・アワードの影響がチャートにも反映しそうで、エミネムは出演しなかったものの、パートナーのリアーナが、アイコン・アワード、フェバリット・フィーメール・アーティストの2部門で受賞し、改めてその存在感をアプローチしたことからも、「モンスター」の上昇も堅いだろう。また、オルタナティブ・ロック部門で受賞したイマジン・ドラゴンズの「デモンズ」(6位)や、エレクトロニク・ダンス・ミュージックで受賞したアヴィーチーの「ウェイク・ミー・アップ!」(5位)も、ポイント上昇が期待され、8位に上昇中のピットブルとケシャのデュエット、「ティンバー」や、16位の「アンコンディショナリー」をパフォーマンスでお披露目したケイティ・ペリーもTOP10入りを果たすことが予想される。
今週、TOP10入りを果たしたのが、順調にポイントを伸ばしランクインしたパッセンジャーの「レット・ハー・ゴー」。本格的な冬の訪れとともに、セールスやエアプレイがアメリカでも上昇し、No.1には到達せずとも、アヴィーチーのように長期にわたってTOP10内に停滞しそうなナンバーだ。
惜しくもTOP10入りは果たさなかったが、11位、12位、13位を独占したのが、ワン・ダイレクション。25日にリリースされた3rdアルバム『ミッドナイト・メモリーズ』に収録されているナンバーで、11位に「ダイアナ」、12位にはタイトル・ナンバー、11月16日付で6位にデビューした先行シングル「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」が、13位に続き、87位にも「ストロング」がランクインしている。日本盤も27日にリリースされ、日本含む世界96か国のiTunesチャートで、当日No.1を獲得した。次週はアルバムチャートで、首位を獲得する可能性が高い。
43位には冬の代名詞、エンヤの「オンリー・タイム」がエントリー。そして、96位にはアメリカン・ミュージック・アワードでもパフォーマンスを行った、アリアナ・グランデの「ラスト・クリスマス」がランクインした。この曲は、日本でも大ヒットした、ワム!のカヴァーで、ベイビーフェイスがプロデュースを務めている。この2曲や、パッセンジャーの「レット・ハー・ゴー」、ケイティ・ペリーの「アンコンディショナリー」のビデオ等、冬らしいナンバーのヒットが目立ち始め、次週以降クリスマスにかけて新旧のホリデー・ナンバーがランクインしそうだ。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像