2013/11/27
3年ぶりの来日となるトリノ王立歌劇場が、11月26日に東京文化会館にてプッチーニ『トスカ』のゲネプロを行った。
甘美な旋律と愛憎入り混じったドラマティックな物語で、世界中で愛されているオペラ『トスカ』。今回の来日公演では、トスカ役はノルマ・ファンティーニと、パトリシア・ラセットという豪華ダブル・キャストとなっており、26日のゲネプロではラセットが、トスカ役を務めた。
本番さながらの白熱した演技と歌唱でリハーサルは進行し、トスカのアリア「歌に生き、恋に生き」や、カヴァラドッシのアリア「星は光りぬ」では、思わず関係者たちからも「ブラーヴォ」という声と、拍手が沸き起こった。幕間の休憩時間中も、音楽監督を務めるジャナンドレア・ノセダとオーケストラは各シーンを繰り返し確認するなど、入念な練習が続けられた。
先日もメトロポリタン歌劇場でトスカを歌ってきたばかりの“歌う女優“ラセットと、1998年以降、幾度となく来日公演を続け、日本でも高い人気を誇っているノルマ・ファンティーニによるトスカ。そしてヴェリズモ・オペラの歌い手として定評のあるラド・アタネリ扮するスカルピアに対して、当代最高のテノール歌手の1人と言われているマルセロ・アルバレスがどう挑むのか。開幕は11月29日。
◎公演概要
【トリノ王立歌劇場】日本公演
会場:東京文化会館
日程:
プッチーニ『トスカ』
11月29日(金)、12月2日(月)、5日(木)、8日(日)
ヴェルディ『仮面舞踏会』
12月1日(日)、4日(水)、7日(土)
ヴェルディ『レクイエム』
11月30日(土)
出演:トリノ王立歌劇場管弦楽団&合唱団
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