2013/11/22
12月4日にリリースを控えるセリーヌ・ディオン、6年ぶりの英語アルバム『ラヴド・ミー・バック・トゥ・ライフ』の国内盤。収録曲から「17才の頃」、「オープン・アームス」の2曲が期間限定で試聴をスタートしている。
「17才の頃」はニュー・ヨークを代表するシンガーソングライター、ジャニス・イアンが1975年に発表し、グラミー賞も受賞した大ヒット曲。現在、ソフトバンクのCMソングとして話題を呼んでいる。今回、セリーヌはBABYFACEによる初プロデュース・ワークの元、この曲をカバー。アルバム最初のレコーディング曲でもあったという。
セリーヌは「私にとって“17才の頃”はとても心を揺さぶられる、痛みを感じる曲なの。なぜなら、ティーンエイジャーの頃の私は学校でとてもつらい思いをしていたから。ガリガリに痩せていて見た目も良くなかったし、歯並びも悪くて、でもそれを矯正するお金もなかった。」「かっこ良かったり可愛かったり成績が良かったり強かったりすれば友達ができる、でも私は強くもかっこ良くも可愛くもなかった・・すべてのことが自分に不利だという気持ちを抱えて過ごしていたの」と“思春期の頃は全く自分に自信が持てず、つらい時期を過ごしていた”とこの曲に込めた思いを語っている。
プロデューサーのBABYFACEも「“17歳の頃”は思春期の頃からの好きな曲の一つだった。この曲にある痛みや心の苦しみが僕にとっても完璧だったんだ。そういう感情には普段はあまり触れることをしないけれど、もし触れるとしたらセリーヌほどふさわしいシンガーはいない。彼女の持っている繊細な感覚や、一音一音に込められたピュアな感情がそれを可能にするんだ」「セリーヌとの仕事は僕のキャリアの中でもハイライトだったよ。いいものになるとは思っていたけれど、想像以上だった。すべてのテイクにおいて完璧な歌入れができるシンガーを彼女以外にみたことがない。音程、リズム、感情、全てがプロデューサーにとって完璧なんだ。僕はほとんど仕事をしていないよ。僕の仕事においては仕事がないのはいいことなんだけれどね(笑)」と絶賛している。
「BABYFACEの事は本当に尊敬しているわ。彼は楽曲を微調整してモダンなアレンジを加えてくれたけれど、曲そのものをとても尊重して仕上げてくれた。私達には“17才の頃”が必要だったのよ」と語るセリーヌはレコーディングを終え、「素晴らしい出来ね、本当にありがとう。幸せよ」と感極まった様子。つらい思春期を過ごしながら、それを糧に今の成功を手にしたセリーヌ。深く人の心を揺さぶる歌声の秘密はこんな所にもあった様だ。
2008年のグラミー賞でのジャニス・イアン・トリビュートでのパフォーマンスをきっかけにラスベカスのショウ【CELINE】(2011年~現在)のレパートリーにも取り入れたという「17才の頃」。歌うたびに客席から強い共感の気持ちを感じ、アルバム収録を決めたという。同時に試聴がスタートするジャーニーの代表曲「オープン・アームス」は同じくショウでオープニングを飾る1曲。もともとセリーヌのお気に入りで「ショウをスタートするのにこれ以上ふさわしい曲はない」と思いレパートリーに加えたというエピソードも。
「17才の頃」、「オープン・アームス」の試聴は11月21日よりスタートし、11月27日の正午まで試聴が可能だ。日本盤のみのボーナス・トラックとして収録されている「オープン・アームス」は世界初公開。
◎「17才の頃」、「オープン・アームス」期間限定試聴:
http://bit.ly/I0yQUP
◎リリース情報
『ラヴド・ミー・バック・トゥ・ライフ』
2013/12/04 RELEASE
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