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2013/11/19

三宅由佳莉、出身合唱団の後輩たちと初めて「祈り~a prayer」をコーラスで歌唱

 最近はプロ野球のクライマックスシリーズやラグビーの国際親善試合などで国歌独唱をするなど、大舞台での歌唱に話題の多い三宅由佳莉(海上自衛隊東京音楽隊所属)。多忙な演奏活動を続ける彼女が、11月17日(日)に久しぶりに出身地である岡山・倉敷に戻り、自身が学生時代に在籍した「倉敷児童合唱団」の定期演奏会にゲスト参加、後輩たちと共演した。

 15日(金)、16日(土)と自衛隊最大の音楽イベント【自衛隊音楽祭り】で、日本武道館で連日1万人を越える観客を前に歌唱した三宅は、翌11月17日(日)には故郷・倉敷に帰省。同日、倉敷市民会館で開催された【倉敷児童合唱団 第17回定期演奏会】に参加するためだ。倉敷児童合唱団は小学生から大学生まで100名以上が在籍する岡山最大の合唱団。三宅由佳莉は小学校5年のときに同級生に誘われて通い始め、その後高校2年生まで在籍した。

 約2,000席の会場は超満席で、立ち見が出るほどの盛況。14時15分の開場前にはホールを一周するほどのお客さんが列を作っていた。合唱団の代表であり、三宅の恩師である河合重人さんは「この盛況は“三宅効果”かと思われます。県外からもかなりお客さんがいらっしゃいました」と語る。

 15時に開演、コンサートは4部構成で、第2部終了後にスペシャル・ゲストとして三宅由佳莉が登場。温かい拍手の中、ピアノ伴奏で「翼をください」を歌いあげ、続いて「祈り~a prayer」では後輩達と“初のコーラス・バージョン”で同曲を披露した。静寂の中しっとりと歌いあげ、客席では多くの観客が涙を流していた。最後に「トゥモロー」を132名の団員たちと歌い、会場は温かい雰囲気と笑顔であふれた。中には当時に高校生だった三宅と10年ぶりに共演した後輩(当時小学生)もおり、先輩との久しぶりの共演に感激していた。満員の会場には三宅の父母や兄、そして小学校や高校の恩師の姿もあった。暖かい雰囲気に包まれたコンサートは大喝采で終演。

 その後、本番中に裏方で聞けなかった関係者やスタッフ達のために、三宅はピアノ伴奏で再び「祈り~a prayer」を歌唱。現役の団員たちは大喜びで、終演後には全員で記念撮影をした。楽屋を出る際に三宅は、出身地でのかわいい後輩たちとの共演に「感無量です」と語った。

 三宅由佳莉が東京音楽隊とともに歌い上げた全国民への応援歌を収録したアルバム『祈り~未来への歌声』はロングセールスを続けており、先週発表されたBillboard Japanのクラシックチャートで7度目の首位を獲得している。

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