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2013/11/12

ポール・マッカートニー 「オオキニ」「マイド」待望のジャパン・ツアーが大阪でスタート

 ポール・マッカートニーの11年ぶり4回目となる単独来日公演が、昨夜11月11日に京セラドーム大阪でスタートした。

 今回のジャパン・ツアーは今年5月にブラジルでキックオフとなったワールド・ツアー【OUT THERE! TOUR】の一環で、【アウト・ゼアー ジャパン・ツアー】と題されたもの。海外での会場はほとんどが野外スタジアムで、それは日本においても同様。大阪、福岡、東京と、すべてドームで敢行される大規模なツアーとなっている。

 ポールは開演予定時刻より10分ほど遅れた午後7時10分にステージに登場。過去3度の来日公演では披露されなかったザ・ビートルズ時代の「エイト・デイズ・ア・ウィーク」でライブがスタートし、会場に集まった約3万6千人の観客を一瞬にしてヒートアップさせた。他にも「オール・トゥゲザー・ナウ」「ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト」など、日本初披露となるザ・ビートルズ時代の楽曲を披露。演奏は、2度のアンコールを含む、2時間45分にわたり行われ、「ヘイ・ジュード」「イエスタデイ」といったザ・ビートルズのナンバー23曲、「バンド・オン・ザ・ラン」「007 死ぬのは奴らだ」といったソロ・ナンバー14曲、合計37曲もの名曲がたっぷりと披露された。

 10月に発表された最新作『NEW』のプロモーションのため、短期間ではあるがツアー活動をいったんストップしており、発表後に初めて行うツアーが今回の日本公演では、「セイヴ・アス」「NEW」「クイーニー・アイ」「エヴリバディ・アウト・ゼアー」の4曲がお披露目された。アルバム『NEW』は、オリコンの洋楽チャートでは初登場1位を記録したこともあり、観客の反応も非常によく、これを知るポールは「アリガトウ」と、ステージから日本のファンに直接お礼を伝えた。

 ポールは終始ご機嫌で、大阪での公演ということで「アリガトウ」以外に「オオキニ」を連発。他にも「マイド」など、関西弁を交えた日本語トークを披露し、観客を笑わせる場面が何度もあった。中には、「コンドワ ニホンゴ オボエマスケド エイゴノホウガ トクイデス」というジョークも。

 ポールの【アウト・ゼアー ジャパン・ツアー】はこのあと、11月12日に京セラドーム大阪、11月15日に福岡ヤフオク!ドーム、11月18日、19日、21日に東京ドームと続ていく。また、ツアー初日となった11月11日には、ザ・ビートルズの新作『オン・エア ~ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2』が世界同時発売。1963年から1964年に、BBC(英国放送協会)でオンエアされた貴重な音源集で、20代前半だったポールの若きボーカルを楽しむことができる。

Photo: シャノン・ヒギンス

◎ポール・マッカートニー【アウト・ゼアー ジャパン・ツアー】
2013年11月11日 京セラドーム大阪 セットリスト

01. エイト・デイズ・ア・ウィーク
02. セイヴ・アス
03. オール・マイ・ラヴィング
04. あの娘におせっかい
05.レット・ミー・ロール・イット
06.ペイパーバック・ライター
07.マイ・ヴァレンタイン
08.1985年
09.ロング・アンド・ワインディング・ロード
10.恋することのもどかしさ
11.夢の人
12.恋を抱きしめよう
13.アナザー・デイ
14. アンド・アイ・ラヴ・ハー
15. ブラックバード
16. ヒア・トゥデイ
17. NEW
18. クイーニー・アイ
19. レディ・マドンナ
20. オール・トゥゲザー・ナウ
21. ラヴリー・リタ
22. エヴリバディ・アウト・ゼアー
23. エリナー・リグビー
24. ビーイング・フォー・ザ・ベネフィット・オブ・ミスター・カイト
25. サムシング
26. オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ
27. バンド・オン・ザ・ラン
28. バック・イン・ザ・U.S.S.R.)
29. レット・イット・ビー
30. 007死ぬのは奴らだ
31. ヘイ・ジュード

32.デイ・トリッパー
33.ハイ・ハイ・ハイ
34.ゲット・バック

35.イエスタデイ
36.ヘルター・スケルター
37. ゴールデン・スランバー~キャリー・ザット・ウェイト~ジ・エンド

◎公演情報
ポール・マッカートニー【アウト・ゼアー ジャパン・ツアー】
11月11日(月)京セラドーム大阪
11月12日(火)京セラドーム大阪
11月15日(金)福岡ヤフオク!ドーム
11月18日(月)東京ドーム
11月19日(火)東京ドーム
11月21日(木)東京ドーム
INFO: http://outthere-japantour.com

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