毎回素晴らしいパフォーマンスで観客を圧倒している、セクシーなR&Bシンガー、JOEの大阪公演2日目。賑やかなSE後、この7月にリリースされた10作目となる新譜『DOUBLBACK EVOLUTION OF R&B』に収録されている新曲「Baby」を唄いながら、JOEがステージへ登場。フォーマルなスリーピース・スーツにサングラスのクールないでたち。

　「Stutter」、「Don't Wanna Be A Player」、「Ride With You」と前半は、アッパーな怒涛のヒットメドレーを展開。それぞれ1曲フルでの演奏ではないが、もの足りないといった感じにならないのがこのステージ。次のイントロになると、観客も“この曲！”と言った具合に歓声が上がる。

　中盤、ジャジーにアレンジした「Miss My Baby」では、ソウルフルでセクシーな歌声はもちろんのこと、バックメンバーのソロ演奏も聴かせてくれ、会場全体が大人の雰囲気に包まれた。「僕の20年間に渡るキャリアは、君たちの存在無くしてありえなかった。今日までのサポート、そして今夜ここに来てくれたことに心から感謝するよ。」とJOE。赤や紫の系統のライトアップで、より妖艶さを演出されるのか、女性たちの視線もうっとり。

　またJOEの公演で定番となっているのが、一輪のバラを手渡す女性たち。バラを受け取ったJOEも、ひとりひとりと丁寧に握手し、ハグし、キス…とファンサービスたっぷりで応えていた。アコースティックギターを片手に「All That I Am」、「No One Eles」、新譜のシングルチューン「I'd Rather Have A Love」をアンプラグドで聴かせる。

　最後は「I Wanna Know」を大熱唱、スムースで、ロマンティックな、本物のR&Bのステージは幕を閉じた。東京公演は明日8日（金）から11日（月）まで、4日間行われる。

Live Report：
2013/11/5 1st@Billboard Live OSAKA

Photo:Kenju Uyama

◎ライブ情報
・2013/11/4(月)～6(水)＠ビルボードライブ大阪
・2013/11/8(金)～11(月)＠ビルボードライブ東京