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2026/04/28 10:45

【米ビルボード・ソング・チャート】オリヴィア・ロドリゴ「ドロップ・デッド」初登場首位、コーチェラが話題のジャスティン・ビーバー「デイジーズ」トップ10返り咲き

 今週(2026年5月2日付)の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”は、オリヴィア・ロドリゴの新曲「ドロップ・デッド」が1位に初登場。同曲は彼女にとって4曲目の首位獲得曲で、そのすべてが初登場1位という快挙を成し遂げている。

 2026年4月17日にリリースされた「ドロップ・デッド」は、6月12日にリリース予定の3rdアルバム『ユー・シーム・プリティ・サッド・フォー・ア・ガール・ソー・イン・ラヴ』からのリード・シングルで、ソング・チャート“Hot 100”での首位獲得は、いずれも初登場1位を記録した「ドライバーズ・ライセンス」(2021年/8週間)、「グッド・フォー・ユー」(2021年/1週間)、「ヴァンパイア」(2023年/2週間)に続く4曲目のタイトルとなる。

 過去に1位を記録した上記4曲のうち、「ドライバーズ・ライセンス」は1stアルバム『サワー』からのリード・シングル(「グッド・フォー・ユー」も同作に収録)、「ヴァンパイア」は2ndアルバム『ガッツ』からのリード・シングルで、自身のスタジオ・アルバム1枚目と2枚目からのリードシングルを、ともに初登場1位に送り込んだ初のアーティストとなった。よって、「ドロップ・デッド」ではその記録を3作目に更新したことになる。

 No.1デビューを飾った「ドロップ・デッド」は、初週の集計期間(2026年4月17日~4月23日)に公式ストリーミング再生数が2,790万回、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が2,380万回、セールスは45,000を記録。ストリーミング・ソング・チャートでも4曲目の首位獲得、デジタル・ソング・セールス・チャートでは2曲目の首位を記録した(45,000のうち31,000がデジタル・ダウンロードによる売上枚数)。エアプレイ・チャートでは、22位に初登場している。

 「ドロップ・デッド」は、初週にオリジナル・バージョン、アコースティック・バージョン、インストゥルメンタル・バージョン(singalong)、スピードアップ・バージョン(the most alive I’ve ever been sped up)、スロー&リバーブ・バージョン(we can go real slow – slow & reverbed)、ボーカルのみ(you know all the words isolated vocals)の各バージョンが配信されたほか、iTunesではデジタル・ジャケット版もリリースされた。フィジカルでは、カセット、CD、アナログ盤が販売されている。

 ミュージック・ビデオは、公式クリップ、リリック・ビデオ、Apple Music向けの "stalked you on the internet" バージョン、Spotify向けの "taken that Eurostar to France" エディションが公開されている。

 プロモーションの一環として、4月18日に米カリフォルニア州インディオで開催された世界最大級の音楽フェスティバル【コーチェラ2026】でアディソン・レイのステージに登場し、同曲を共に披露した。

 2003年生まれ、現在23歳のオリヴィア・ロドリゴは、今世紀生まれのアーティストとして現時点で唯一ソング・チャート“Hot 100”で複数の首位獲得曲を輩出したアーティストとなった。

 2000年以降に生まれたアーティストで首位を獲得した7組は以下の通り。
 ※()は初の首位獲得週

24kゴールデン(2000年生まれ)
「ムード feat. イアン・ディオール」(2020年10月24日付)

アレックス・ウォーレン(2000年生まれ)
「オーディナリー」(2025年6月7日付)

ビリー・アイリッシュ(2001年生まれ)
「バッド・ガイ」(2019年8月24日付)

ジョーシュ685(2002年生まれ)
「サヴェージ・ラヴ with ジェイソン・デルーロ&BTS」(2020年10月17日付)

オリヴィア・ロドリゴ(2003年生まれ)
「ドライバーズ・ライセンス」(2021年1月23日付)
「グッド・フォー・ユー」(2021年5月29日付)
「ヴァンパイア」(2023年7月15日付)
「ドロップ・デッド」(2026年5月2日付)

ザ・キッド・ラロイ(2003年生まれ)
「ステイ with ジャスティン・ビーバー」(2021年8月14日付)

テイト・マクレー(2003年生まれ)
「ホワット・アイ・ウォント with モーガン・ウォーレン」(2025年5月30日付)

タイトルに「drop(ドロップ)」が含まれる楽曲として1位を獲得したのは、以下に続く史上4曲目となる。

・B.J.トーマス「雨にぬれても(レインドロップス・キープ・フォーリン・オン・マイ・ヘッド)」(1970年/4週間)
・フレディ・フェンダー「涙のしずく(ビフォア・ザ・ネクスト・ティアドロップ・フォールズ)」(1975年/1週間)
・スヌープ・ドッグ「ドロップ・イット・ライク・イッツ・ホット」feat. ファレル(2004年/3週間)

一方、タイトルに「dead(デッド)」が含まれる楽曲としては、「ドロップ・デッド」がソング・チャート“Hot
100”史上初の首位を獲得した。首位は獲得していないが、TOP10入りした楽曲は以下のタイトルがある。

・T.I.「デッド・アンド・ゴーン feat. ジャスティン・ティンバーレイク」(2009年/最高2位)
・カーティス・メイフィールド「フレディーズ・デッド」(1972年/最高4位)
・ボン・ジョヴィ「ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ」(1987年/最高7位)
・ジャン&ディーン「デッド・マンズ・カーブ」(1964年/最高8位)
・ソーコ「ウィ・マイト・ビー・デッド・バイ・トゥモロー」(2014年/最高9位)

アーティスト名に「dead(デッド)」が含まれる楽曲としては、グレイトフル・デッドの「タッチ・オブ・グレイ」も1987年に最高6位を記録した。

「ドロップ・デッド」の歌詞には、1988年に最高40位を記録したザ・キュアーの「ジャスト・ライク・ヘヴン」が登場するが、間接的にはこの曲も1位を獲得して同グループ初のNo.1タイトルに輝いた。なお、ザ・キュアーのこれまでの最高位は1989年に「ラヴソング」が記録した2位だった。

オリヴィア・ロドリゴの登場により、先週7週目の首位を獲得したエラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」は今週2位にランクダウンしたが、カントリー・ソング・チャートでは22週目の首位を獲得している。エラ・ラングレーは、今週も「ビー・ハー」(前週4位)が5位に、2曲を同時(同週)にランクインさせる快挙を達成した。

同様に、オリヴィア・ディーンも「マン・アイ・ニード」(前週2位)が4位、「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」(前週6位)も7位に送り込み、エラ・ラングレーに続き今週も2曲を同時ランクインさせている。

今年の1月から3月にかけて通算3週(非連続)首位を獲得したブルーノ・マーズの「アイ・ジャスト・マイト」は、今週も3位をキープして、エアプレイ・チャートでは10週目の首位を獲得した(ラジオのオーディエンス・インプレッション数は7,700万回/前週比6%減少)。また、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとR&Bソング・チャートの両チャートではそれぞれ15週目の首位を獲得して、両チャートにおける自己最長記録をさらに更新した。

昨年6月から8月にかけて通算10週間首位を獲得したアレックス・ウォーレンの「オーディナリー」は、前週の5位から6位にワンランクダウン。

【コーチェラ2026】の4月11日と18日に出演したジャスティン・ビーバーは、その影響が追い風となり「デイジーズ」が前週の18位から今週8位に返り咲いた。同曲の最高位は、昨年の7月25日付で記録した2位で、TOP10入りは今年の1月10日付以来となる。ライブのパフォーマンス効果により、公式ストリーミング再生数が1,580万回(前週比49%増加)、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が1,830万回(前週比3%増加)、セールスは3,000(前週比54%増加)にそれぞれ上昇した。

Netflixのアニメーション映画『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』のサウンドトラックから、昨年の8月から10月にかけて8週間首位を記録したハントリックスの「ゴールデン」は先週の7位から今週9位に、ケラーニの「フォールデッド」(最高6位)も9位から10位にそれぞれ順位を下げた。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは4月30日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「ドロップ・デッド」オリヴィア・ロドリゴ
2位「チュージン・テキサス」エラ・ラングレー
3位「アイ・ジャスト・マイト」ブルーノ・マーズ
4位「マン・アイ・ニード」オリヴィア・ディーン
5位「ビー・ハー」エラ・ラングレー
6位「オーディナリー」アレックス・ウォーレン
7位「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」オリヴィア・ディーン
8位「デイジーズ」ジャスティン・ビーバー
9位「Golden」HUNTR/X
10位「フォールデッド」ケラーニ