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2013/10/23

市川海老蔵、「心を鬼にして“やる”と決める」 新しいものを作る秘訣を告白

 日本橋でトークショーを行った市川海老蔵
 歌舞伎俳優の市川海老蔵が23日、都内で開催中の「TOKYO KIMONO WEEK2013~きもの・和・日本橋~」内イベント「和の世界」に出席、華道家の佐々木康人氏とトークショーを行った。
 海老蔵の幼なじみという落語家・古今亭文菊の進行の下、“和の世界”をテーマに行われたこの日のトークショー。ことし8月に行った自主公演「ABKAI」を始めたきっかけについて聞かれた海老蔵は「そもそも自主公演というのは歌舞伎座でやらせてもらえないような大役を、(自分で)お金を出して興行を打つというもの」と前置きしつつ、「父の團十郎から『自主公演をした方がいい』と聞いていたけれど、僕は幸いにも早い段階で大役というものを与えてもらったので、何をしたらいいのか思い付かなかった。それなら思い切って新しいことをしようと思った」と経緯を明かした。
 さらに“新しいものを作る”ことについては「僕の場合はもう心を鬼にして“やる”と決めて、公表してしまう。そしてそれを同志と共に作って歩んで行く中で、勉強し発展させていく」と秘訣(ひけつ)を披露した。
 ことしの「ABKAI」では、日本昔話の「はなさかじいさん」を取り上げたが「来年は、まだ言えないけど日本昔話ではないものを扱う」と宣言。さらに「本来、自主公演というのは2、3年に1回だけど、来年は2回やろうと思っている」と発表し、会場を盛り上げた。

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