シンシア・エリヴォが、「Feeling Good」の圧巻のパフォーマンスで【メイシーズ・サンクスギビング・デー・パレード】2025年版のオープニングを飾った。

　ピアニストを伴い、小さな円形ステージに立った38歳のエリヴォは、現地時間2025年11月27日に米ニューヨークで開催された恒例のパレードで、1965年にニーナ・シモンが広く知らしめた名曲を情感豊かに歌い上げた。

　深いバーガンディ色のロングコートとおそろいの帽子をまとった彼女は、色鮮やかなカエデの木々と、道路の両側を埋め尽くす観衆に囲まれながら、ストリートの中央でパフォーマンスを披露した。

　「Feeling Good」はアンソニー・ニューリーとレスリー・ブリカッスにより、1964年のミュージカル『The Roar of the Greasepaint – The Smell of the Crowd』（ドーランの叫び、観客の匂い）のために書かれた楽曲で、初演ではサイ・グラントがステージで披露している。

　エリヴォは映画『ウィキッド 永遠の約束』で、緑色の魔女エルファバを演じている。同作はジョン・M・チュウが監督を務める『ウィキッド』二部作の待望の第2章で、11月21日に全米の劇場で公開された。アリアナ・グランデも、磁力のような魅力を放つグリンダ役で出演している。

　今年の【サンクスギビング・デー・パレード】には、エリヴォ以外にも多くのアーティストが登場した。『KPOPガールズ！ デーモン・ハンターズ』のHUNTR/X、レイニー・ウィルソン、シアラ、フォリナー、デビー・ギブソン、ジュエル、リル・ジョン、クール＆ザ・ギャング、テイラー・モムセン、バスタ・ライムス、シャギー、テヤナ・テイラーらがパフォーマンスを披露した。

　今回で99回目を迎えた【メイシーズ・サンクスギビング・デー・パレード】は、2025年ホリデー・シーズンの幕開けを正式に告げるイベントとなり、11月27日午前8時30分（ET）からNBCおよびPeacockで全米のタイムゾーンに向けて生放送された。司会は『TODAY』のサヴァンナ・ガスリー、ホーダ・コット、アル・ローカーが務めた。