2025/10/24 15:00
チャペル・ローンが、自らの言葉を行動で示している。キャリアを通じてLGBTQ+コミュニティを積極的に支援してきたポップ・スターが、脆弱な立場にあるトランスジェンダーの若者を支援する基金、ミッドウエスト・プリンセス・プロジェクトを立ち上げた。
このニュースは、現地時間2025年10月23日にチャペルがインスタグラムで発表したもので、「トランスジェンダーの若者やLGBTQ+コミュニティを支援するための新たな組織、@midwestprincessproject を発足できたことをとても嬉しく思います!」と投稿している。
さらに彼女は、「私の【Visions of Damsels & Other Dangerous Things Pop-Up Shows】ではすでに40万ドル(約6,100万円)以上の寄付が集まり、その資金は地域でトランスジェンダーの若者への支援に取り組む素晴らしい団体に寄付されます。寄付ページの運営にかかる手数料や、プロジェクトを円滑に管理するためのチームの最低限の費用を除き、私たちは可能な限りすべての資金を最も支援を必要としている団体に届けることを約束します」と続けた。
これまでにチャペルの基金から支援を受けた団体には、米ニューヨークのAli Forney CenterとThe LGBT Center、ロサンゼルスのTrans Wellness CenterとTransLatin@ Coalition、そしてミズーリ州のThe GLO CenterとThe Center Projectが含まれる。これらはいずれも、彼女が最近開催した【Visions of Damsels & Other Dangerous Things Pop-Up Shows】で公演を行った3都市のローカル団体であり、各チケットの売上1ドルがミッドウエスト・プリンセス・プロジェクトに寄付された。
チャペルの基金設立は、クィアやトランスジェンダーの人々の権利を力強く擁護してきた彼女のキャリアの延長線上にある、自然な一歩といえる。象徴的な出来事の一つが、2024年の【ガバナーズ・ボール・ミュージック・フェスティバル】での発言だ。彼女は当時、ホワイトハウスからプライド月間のイベント出演を打診されたもののこれを辞退し、「私たちはすべての人に自由と独立と正義を求めています。[中略] それはトランス(ジェンダー)の権利における自由を意味します」と語っていた。
2023年には、米ビルボードにLGBTQ+コミュニティへのラブレターを寄稿した。「私を救ってくれたこのコミュニティへ。“神様、私がゲイでよかった”なんて言葉、かつては絶対に口にしないと思っていたけれど、本当です。女性を愛せてよかった。自分を受け入れることを教えてくれて、思いきり着飾って、9歳の頃から夢見ていたように踊れるようにしてくれて、本当にありがとう」と彼女は綴っていた。
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