ミツキとトラファルガー・リリーシングが、コンサート・フィルム『Mitski: The Land』の劇場公開を発表した。また、アルバム『The Land: The Live Album』が映画に先駆けてBandcampより配信された。

　2025年10月22日より期間限定で、世界中の映画館で公開される『Mitski: The Land』は、ミツキのライブ・ショーの魔法と荘厳さを、スクリーンに映し出す。米アトランタのフォックス・シアターで3夜にわたり撮影された本作は、世界中の会場で何十万人ものファンを魅了したその魅力を、スリリングに描き出している。

　ミツキは、最新アルバム『ザ・ランド・イズ・インホスピタブル・アンド・ソー・アー・ウィ』を、劇的で大胆なスタイルでステージに持ち込み、そのライブ・ショーと同じくらい壮大なスペクタクルを披露した。7人編成のバンドと、Monica Mirabileによる振り付けで、ミツキはスポットライトと影の間を縫うように、ステージの隅々までをも巧みに利用した。

　アンディ・ワトソンが手掛けたステージ・デザインの簡素さは、アルバムのテーマである孤独、憧れ、そして人と人との繋がりが持つ荒々しい美しさを想起させ、印象的なミニマリズムから豊かで夢のようなタブローへと変化するビジュアル要素を際立たせる。グラント・ジェームズが監督を務め、長年のプロデューサーであるパトリック・ハイランドがミックスを担当した『Mitski: The Land』は、これらのショーを直接体験した時の豊かで生々しいオーラをそのまま残しながら、ファンに共に思い出を振り返る機会、あるいはMitskiの魔法を初めて目撃する機会を提供する。