2025/09/30 13:00
マライア・キャリーのユニバースは、この地球上のものとはまったく異なる波長で動いている。まずひとつ言えるのは、ファンなら誰もが知っているように、彼女にとって“時間”という概念は存在しないということ。そしてかつて彼女は、歌手で女優のジェニファー・ロペスについて“彼女のことは知らない”と発言し、のちにそれはロペスという人の存在を知らないのではなく、単に面識がないという意味だったと説明しているが、実際のところは本人にしかわからない。
しかし今週、マライアがジャック・コインの人気ポッドキャスト『Track Star』に出演し、名前当てクイズで音楽の知識を試されることになった際、彼女は他のアーティストの楽曲にしっかり集中しなければならないという試練に直面した。というのも、本人いわく最近は、リリースされたばかりの16thスタジオ・アルバム『ヒア・フォー・イット・オール』の宣伝で頭がいっぱいで、他のアーティストの楽曲を聴いていなかったからだ。
ゲームは非常にシンプルなもので、司会のコインがゲストに曲を流してアーティスト名を当ててもらい、知っているなら曲名まで答えてもらうというもの。まず最初にコインはマライアに易しい問題を出し、ジャネット・ジャクソンの「If」を流すと、マライアは即座にこの曲をジャネットの名曲だと見抜き、「ジャネット大好き。ジャネットが嫌いな人なんています?」とコメントした。
わずか数小節でマライアは故ルーサー・ヴァンドロスの「Never Too Much」を見抜いた。1994年にライオネル・リッチー作の「Endless Love」を一緒にカバーしたデュエット・パートナーの、一聴してわかる象徴的な声を聞き分けるのは簡単すぎたという。彼女はヴァンドロスの“大ファン”だったと述べ、「ルーサーは私にとって大きな、今もなお大きなインスピレーションです。彼の声、その声質、あらゆる面で自らを表現する姿勢……“Never Too Much”は一番のお気に入りです」と語った
彼女は故マーヴィン・ゲイの「Got To Give You Up」もあっさり当て、コインに対し、自分の音楽的才能は家でオペラ歌手だった母親が家中で歌っていたのを聴いて育ったことに由来すると説明した。また、故2パックの「Keep Ya Head Up」も迷わず識別したが、マライアが実際に好きな彼の曲は、1993年の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で12位を記録した「I Ain’t Mad At Cha」だと話した。
コインはロック曲でマライアを困らせようとしたが、フリートウッド・マックの「Gypsy」は即座に当て、故オジー・オズボーンの「Crazy Train」は象徴的な“aye-aye-aye-aye”を聴くために少しそのまま流させ、子どもの頃にオジーをたまに大音量で聴いていたとコインに語った。
彼女はデバージの「I Like It」で6連続正解を記録し、ニュー・エディションの「Is This the End」とクラーク・シスターズの「You Brought the Sunshine」でも完璧を維持。後者では、新アルバム『ヒア・フォー・イット・オール』の「Jesus I Do」でデュエットしたデトロイトのゴスペル・グループを即座に見抜いた。
さらに、ドネル・ジョーンズの「U Know What’s Up」、ブランディの「Angel in Disguise」、そしてもちろん自身の新アルバムからアンダーソン・パークとの「Play This Song」も見事に答え、最終的に10問10答のパーフェクトを達成した。
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