現地時間2025年9月10日の夜、デスティニーズ・チャイルドのメンバーとして知られるミシェル・ウィリアムズが米TV番組『ウォッチ・ホワット・ハプンズ・ライブ』に出演した。

　この中で、彼女は人気リアリティ・シリーズ『リアル・ハウスワイブズ』への出演願望、好きなデスティニーズ・チャイルドの楽曲、さらには、現地時間7月26日に行われたビヨンセの【カウボーイ・カーター・ツアー】ラスベガス公演での同グループによるサプライズ再結成について語った。

　ミシェルは、2018年の【コーチェラ】でケリー・ローランドと共にビヨンセのヘッドライン・セットに出演した時と比べ、今回の【カウボーイ・カーター・ツアー】最終公演への出演は「本当に最高な、思いつきのようなものだった」と振り返った。【コーチェラ】のときは「少し準備する時間があった」が、今回は「“みんな、やろうよ！”って感じで、そのままやった」と説明した。

　現在ブロードウェイ・ミュージカル『永遠に美しく…』でヴァイオラ・ヴァン・ホーン役を演じているミシェルは、共演者のメーガン・ヒルティやジェニファー・シマードには、デスティニーズ・チャイルドとしてステージに立つため抜け出すことを伝えなかったという。「正式に決まったあとに一部の関係者には伝えたけれど、その時点で私はすでに現地に向かっていた」と語った。

　すると司会のアンディ・コーエンは、ファンが現在最も気になっていること、すなわちビヨンセの謎めいた『アクトIII』プロジェクトがデスティニーズ・チャイルドのアルバムになるのではないかという話題を切り出した。ミシェルは「ねぇアンディ、もしそれが本当なら……」と答えかけたが、アンディは「ここはそれを話す最後の場だよね」とすかさず割って入った。彼女は笑いながら「最後の場所にはならないと思うけど……」と言葉を濁し、核心には触れなかった。

　さらにアンディが、いつか3人で新しい作品を作りたいかと問うと、ミシェルは「何だって可能性はある」と答えた。「ステージでのパフォーマンスは、私にとってはビヨンセとケリーと一緒じゃないと意味がない。ブロードウェイは好きだからやるけど、音楽に関しては彼女たちとしかやりたいと思わない」と彼女は続けた。

　ミシェルは、再結成パフォーマンスで披露した「Lose My Breath」「Energy」「Bootylicious」をどう選んだのかについても聞かれたが、「秘密は明かしたくない」と笑いながら答えた。「話し合いはしているけれど、私たちがインパクトを与えられるのは、人々が私たちを懐かしむからだけじゃなく、語らない部分があるから。会えるときに会える、そうじゃないときは会えない……」

　また、番組内では意外なカラオケの定番曲としてボン・ジョヴィの「Livin’ on a Prayer」を挙げ、初めて足を運んだのは故レイ・チャールズのコンサートだったことも明かした。さらに、アンディはケリー・ローランドが番組出演時に1999年のアルバム『ライティングズ・オン・ザ・ウォール』から「Bug a Boo」をあまり好きではないデスティニーズ・チャイルドの曲として選んだことを持ち出した。この曲は、ミシェルが2001年のアルバム『サバイバー』でグループに参加する以前にレコーディングされた。

　「あぁ！」と彼女が悩み出すと、アンディが救いの手を差し伸べ、グループの楽曲の中でお気に入りをひとつ挙げるよう促した。彼女は「そうね、間違いなく“Say My Name”だと思う」と答えた。しかし、番組内でアルバム『サバイバー』のタイトル曲が流れていたことを思い出すと考え直し、「音楽性はいまでも十分通用するし……それに、私が初めて商業的に参加した曲でもあるから」という理由を添えて、「Survivor 」を選んだ。