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2025/09/04 12:30

サブリナ・カーペンター、ニューAL『マンズ・ベスト・フレンド』創作のきっかけとなった“悲しい状況”について語る

 サブリナ・カーペンターのニュー・アルバム『マンズ・ベスト・フレンド』は、皮肉が込められた歌詞と軽快なポップ・ソングで満ちているが、本質的にはもっと深刻な何か、すなわち傷心がテーマであると彼女は語っている。

 現地時間2025年9月4日に公開予定のApple Music 1のゼイン・ロウとのインタビューで、サブリナは感情が揺れ動いていた時期に生まれた『マンズ・ベスト・フレンド』の楽しい音楽について明かしている。このアルバムは、俳優のバリー・コーガンとの別れから数か月を経て8月末にリリースされた。「悲しい状況から抜け出した時、自分が意図していたというか予想していたよりも苦々しい気持ちがずっと少なかったんですよね」と彼女は語っている。

 「“あのね、関わっているのは二人だし、これは成長の一部なんだから”みたいな感じがもうちょっとあったというか」と彼女は続け、「愛した人たちと敵同士にはなりたくないんです。[中略] そういう類の状況なんですよ、アルバムが“Oh, boy”(あーあ)で始まるのも、自分への呆れを込めたものだったんだと思います、“あーまただ”という感じで」と説明している。

 “Oh, boy”で始まるアルバムの1曲目は、今夏早々にリリースされて米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で首位を獲得した「Manchild」だ。この楽曲でサブリナは恋愛相手を”無能”だと優しくからかう。サブリナはその後、シングル「Tears」を発表し、ここでは最低限のことしかやらない男性をセクシーだと歌うことで、自身の期待値が下がったことをユーモアを交えて表現している。

 しかし『マンズ・ベスト・フレンド』で自身の代名詞とも言えるユーモアを披露できた一方で、サブリナはこのアルバムが、自身が経験した別れについて“ふさぎこんだ泣いたりする時間があまりなかった”時期に生まれたと強調する。ロウに対し彼女は、「ただ外に出ていくしかないんですよ。デートとか恋愛とかそういう意味じゃなくて、家にこもって“全部うまくいかない”って考えていたら、本当に全部うまくいかなくなるから」と語っている。

 サブリナは、「おそらく本当に傷つくようなつらいことに対応したからといって、自分が壊れたわけでも、もう二度とそれを乗り越えられないわけでも、心を開けなくなるわけでもありません。そして今回の経験は、私にとって新たな失恋体験だったと思うんです」と付け加えている。

 サブリナとバリーが破局したのはこのインタビューから約9か月前で、二人は1年ほど交際していた。それ以前には【メット・ガラ】などのイベントでカップルとして公の場に姿を現しており、バリーは当時の恋人だった彼女の「Please Please Please」のミュージック・ビデオにも出演している。

 別のインタビューで『マンズ・ベスト・フレンド』について話したサブリナは、別れたことでバリーが受けた批判に対する責任を感じているかについて言及した。最近彼女は米CBSモーニングスのゲイル・キングに対し、「私はどの恋愛関係においても、曲を書くことをかなりオープンにしています。そして相手もそれを理解してくれていると思います。それに大抵の場合、自分についての曲が書かれると、それが良い内容であれ悪い内容であれ、相手は結構喜んでいると思うんです」と語った。

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