2025/09/01 16:00
ピアニスト五条院凌が、8月29日に東京・東京オペラシティコンサートホールにて完全生音コンサート【Raw Fabulous Sound – Encore at Tokyo Opera City Concert Hall】を開催した。
本公演では、10月1日にリリースを控えている、初のクラシックアルバム『GOJOSSIC』に収録されている全14曲を披露し、芸術的演出と圧巻の演奏で満席の観客を魅了した。
モノクロの世界から始まった第1部は、ロベルト・シューマン「Traumerei (トロイメライ)」やエリック・サティ「Gymnopédie No.1 (ジムノペディ)」などを中心に、静寂と余白を生かした世界を展開し、映像による陰影の演出で、まるで“白と黒の絵画”に迷い込んだかのような没入感を生んだ。1部ラストには、フランツ・リスト「Liebestraume (愛の夢)」を披露し、薔薇の映像が舞台いっぱいに咲き誇った。
赤が立ち上がる第2部は、フレデリック・ショパン「Étude Op.10 No.5 “Black Keys”(練習曲「黒鍵」作品10-5)」で幕を開け、真紅に染まるステージとワインレッドの衣装を纏った五条院の姿が重なり合った。モノクロームの世界に“赤”が立ち現れるその瞬間は、観客の記憶に深く刻まれた。
さらに、「Scherzo No. 2 in B Flat Minor, Op. 31 (スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31)」、「La Campanella (ラ・カンパネラ)」と緊張感の高まる名曲を連発し、本編ラストには、アルバムのリード曲でもある現代作曲家フィリップ・グラス「Etude No.6」を初披露し、伝統と現代が交差する唯一無二のステージを完成させた。
アンコールと拍手喝采の中、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン「ピアノソナタ第14番 「月光」第1楽章 作品27-2」、そして自身の代表曲「Rose Waltz」で幕を締めくくり、会場は大きな歓声と拍手に包まれた。
10月4日には、東京・俺のフレンチグランメゾン大手町にて『GOJOSSIC』リリース記念パーティーの開催が決定しているが、ディナー公演が即完売となり、急遽ランチ公演の追加公演が発表された。
さらに、12月には長野と東京にてクリスマスコンサートを開催する。
◎公演情報
【『GOJOSSIC』プレミアムお降臨おパーティー】
※ランチの部・追加公演決定
2025年10月4日(土)東京・俺のフレンチ グランメゾン大手町
【Raw Fabulous Sound - Noël at Raisin Hall】
2025年12月20日(土)長野・レザンホール(塩尻文化会館)
【GOJOSSIC - The Glorious Eve】
2025年12月24日(水)東京・イイノホール&カンファレンスセンター
◎リリース情報
アルバム『GOJOSSIC』
2025/10/1 RELEASE
https://worldapart.co.jp/gojoinryo/discography/2025-10-1wed-gojossic/
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