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2013/09/27 13:08

中居、『ATARU』は「胸を張れる作品」 大ヒット舞台あいさつに登場

 映画『劇場版 ATARU-THE FIRST LOVE&THE LAST KILL-』の大ヒット舞台あいさつが26日、東京都内で行われ、主演の中居正広が出席した。
 本作は、サヴァン症候群に起因する特殊な能力を持った主人公が、迷宮入りしかけた難事件を解決に導くストーリーで、2012年4月から放送されたTBSの人気ドラマを映画化したもの。
 映画を見終わったファンからの大歓声と拍手に迎えられステージに登壇した中居は「お台場から、(テレビ番組の収録の)合間に来ました。茶髪に刈り上げという(『ATARU』の)夢を壊す姿で来てしまってすみません」とあいさつ。
 この日の“大ヒット舞台あいさつ”にピンときていない様子で「評判みたいなものもよく分からないし、何をもって大ヒットなのかも分からないです」と素直な感想をポツリ。それでも「公開から約10日間で皆さんにあいさつできるなんて思っていなかったですし、それこそドラマをやってるときは映画になるなんて思っていなかった。ありがたいです」と喜びも。
 この日で『劇場版 ATARU』関連の舞台あいさつが18回目という中居は、「9月というのはプロ野球が非常に熱くてですね。巨人が優勝したときも舞台あいさつでしたよ」とこぼしつつ、「皆さんに会える機会はなかなかないのでうれしいです」と自らフォローした。
 「いつも、注目は(SMAPの)5人で5等分。1人で注目を浴びることはなかなかない」と喜びを語り、“客席いじり”で存分に盛り上げた後は、徐々に“真面目モード”に方向転換。「共演者の皆さんがどういう温度でこの作品を捉えているかは分からないけれど、もし僕の年表があったら『ATARU』という作品は赤い太文字で表されるのではないかなと思います」とキッパリと言い切った。
 また、中居自ら本作を「何回見た?」と質問すると、すでに5回以上劇場に足を運んでいるファンもおり、その回数の多さに「え、ウソでしょ?」と驚きの表情。すると「僕は歌をやったりバラエティーをやったりと、俳優専門じゃないのでセミプロみたいなところがありますが、役者は、評価されるのが難しい」と切りだした。
 「映画が評価されると作ってよかったなと思いますが、あまりお客さんが入らなかった映画でも、作っている人たちの熱は一緒です」と真剣なまなざしで語り、「こうやってお客さんがたくさん入っていただけるのはうれしいですが、もしも観客動員が8人とか9人でも、胸を張ってこの作品に出していただきましたと言えるものになっています」と自信をのぞかせ、この日一番の拍手を浴びていた。
 

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