2013/09/26
数々の苦情を集めた【VMA】での腰フリ・パフォーマンスについて未だ話題の絶えないマイリー・サイラス。今度は、パフォーマンス中に黒人ダンサーを小道具に利用したとして、人種差別主義的、もしくは“ミンストレル・ショー(顔を黒く塗った白人が演じるバラエティ・ショー)”だったとする批判があがり、これに激しく反論した。
ローリング・ストーン誌に対し、「自分をクールに見せるために私はプロデューサーやまわりのダンサー達を雇わないの。彼らは私のアクセサリーじゃないわ。仲間たちなの」と語るサイラス。彼女が黒人のふりをしているという意見に異議を唱え、「私はアメリカでも裕福な州の出身よ。自分がどういう人間か分かっているわ。でも、聴きたい音楽も分かっているの。今の20歳の白人女子を見てみなさいよ……あれが彼女たちがクラブで聴いているものなのよ。今は2013年よ。ゲイは結婚するし、みんな協調し合っているの。自分のダンサーたちの肌の色について、“あら、物議を醸しそうね”みたいに考えたこともないわよ」と話している。
サイラスはさらに、自分だけが非難され、一緒に踊ったロビン・シックが非難されないところに矛盾を感じるとも話す。「“お尻の後ろに居る男性”については、誰も何も言わないのよ。“マイリーに腰を押しつけるロビン・シック”ではなく、たいていは“ロビン・シックに腰を振るマイリー”なの。彼らは腰を曲げている方だけを話題にする。明らかにダブル・スタンダードね」
また、米サスペンス/ブラック・コメディ・ドラマ『ブレイキング・バッド』で、薬物とされる結晶メタンフェタミンを生成しているところを放映しながらも“F”で始まる汚い言葉にはピーが入っていたことと比較しながら、サイラスが“molly(合成麻薬MDMAの隠語)”と歌っているところは“ピー”を入れたにも関わらず、淫らなパフォーマンスを放映したMTVを不思議に思うとのことだ。
「善悪の考え方について、アメリカは本当に変だわ。例えば、『ブレイキング・バッド』を見たんだけど、彼らはメタンフェタミンを造っていたのよ。あの番組のおかげで私もそっくりそのまま生成できると思うわ。だって作る手順を見せていたんだもの。それなのに、“f---”っていう単語にはピーを入れていたのよ。“マジで?”って感じだったわ。人を殺して遺体を酸で溶かすなんてことをやっているのに、“f---”という言葉は許されないの? 【VMA】で“molly”のところにピーを入れられた時みたいだわ。今ここでやっていることは見せておいて、“molly”という言葉にピーを入れるなんて……いったい何?」と話した。
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