2013/09/25
9月23日。東京・日比谷野外大音楽堂にて行われたスペースシャワーTVが主催する野外ライブイベント【スペシャ・ザ・ワールド】に、「SWEET LOVE SHOWER」や「スペースシャワー列伝」で伝説的なライブを繰り広げた6組のバンドが集結した。
トップバッターで登場したSAKANAMONは最新シングル「花色の美少女」で、いきなり東京のど真ん中に秋風のような爽やかな快音を轟かせる。そして、ここからSAKANAMON節が炸裂。「空想イマイマシー」や自称代表曲(笑) と言い放った「妄想DRIVER」など、聴く者を和ませるような心地よいロックチューンを会場に響き渡らせた。
続いて登場したThe SALOVERSはユニークでメッセージ性の強い、新曲「文学のススメ」でオーディエンスの心をしっかり掴み、終盤には「オールド台湾」を投下。会場中に“台湾!”コールを巻き起こし、野音を一つにまとめあげた。
東京カランコロンは、ツインボーカル、いちろー(Vo、G)とせんせい(Vo、Key)の程良いテンポで紡ぎだすキュートなハーモニーを、シンセオルガンの音色でポップに飾り付ける「×ゲーム」など、煌びやかなカランコロンサウンドを野音の地で解き放っていた。
日も徐々に落ち始め、小雨が降り始める日比谷であったが、BIGMAMAの「荒狂曲“シンセカイ”」で会場はヒートアップ。秋の夜風が襲いかかる会場を「until the blouse is buttoned up」で、寒さなど寄せ付けない、温かさと幸福感あふれる空間を演出してみせた。
10年ぶりに野音のステージに立ったストレイテナーは、最新ミニアルバムから立て続けに「シンデレラソング」、「BLACK DYED」を披露。洗練された絶対的ユニゾンで圧倒し、バラード・アンセム「シンクロ」では、鍛え上げられた絶妙なバンドアンサンブルで全オーディエンスを魅了した。
そして、大トリのTHE BACK HORNがステージイン。攻撃的なロックナンバー「幾千光年の孤独」、新曲「バトルイマ」など、オーディエンスを駆り立てるかのように山田(Vo)が叫びまくる。それに呼応するかのように、会場中から挙がる大歓声は鳴り止むことはなかった。
アンコールでは代表曲「世界中に花束を」で、5時間に渡った【スペシャ・ザ・ワールド】を大円団に導いた。
なお、このイベントの模様は11月5日(火)22:00~23:30にスペースシャワーTVにて特別番組として放送される。秋空の下で展開された6バンドの熱演をお観逃しなく。
◎番組情報
『スペシャ・ザ・ワールド』
初回放送:11月5日(火) 22:00~23:30
リピート放送:11月11日(月) 25:00~、11月26日(火) 26:00~
info:http://www.spaceshowertv.com/sworld/
photo:古溪一道
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