今年の6月上旬にマイリー・サイラスは映画『サムシング・ビューティフル』を公開した。この映画には、同名アルバムのトラック9として収録されている「Walk of Fame」という楽曲にちなみ、彼女が米ハリウッドのウォーク・オブ・フェームで転げ回っている映像が収録されている。

　そして今、マイリーはこのロサンゼルスの象徴的な通りに自分の星を獲得することになった。これは歌手兼女優の彼女にとっては何十年もかけて実現した、夢が叶った瞬間だ。現地時間2025年7月2日、彼女はハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに自分のタイルが贈られることをXで発表し、この栄誉を“光栄に思う”とコメントした。

　「私が幼い頃、ナッシュビルからロサンゼルスに初めて来た時、家族でハリウッド大通りにあるホテルに泊まっていました。誰も父（ビリー・レイ・サイラス）を認識しない深夜、私は父とよく散歩に出かけていました。ギフト・ショップを独占して、オスカー像のレプリカやマリリン・モンローのグッズを買いました。今、この伝説的な大通りに自分の名前が刻まれ、私にインスピレーションを与えてくれたアイコンたちに囲まれることは、まるで夢のような気分です」と彼女は綴り、「この瞬間は永遠に生き続けるでしょう。それを実現してくれた私の人生に関わるすべての人に感謝しています。この星を皆さんと共有できることを嬉しく思います」と付け加えた。

　マイリーが加わることで、彼女の名前は故マイケル・ジャクソン、エルトン・ジョン、キャロル・キングなど、数多くの伝説的な人物たちとともにこの通りに刻まれることになる。2025年の入選者にはジョシュ・グローバン、デミ・ムーア、モリー・リングウォルドも含まれている。

　マイリーのこの栄誉は、5月30日にリリースされ、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で4位に初登場したビジュアル・アルバム『サムシング・ビューティフル』にウォーク・オブ・フェームを取り入れたことを考えると、まさにふさわしいタイミングだ。このアルバムの映画版でマイリーは深夜にハリウッドのウォーク・オブ・フェームで撮影を行い、さまざまな有名人の星の上に手と膝をついたために膝の周辺に奇妙なウイルスに感染してしまった。

　5月に『ジミー・キンメル・ライブ！』にゲスト出演したマイリーは、「医師に、“なぜ膝小僧がこのようなひどい感染症になったのか、何か思い当たることはありますか？”と聞かれて」と明かし、「外科医に診てもらって“ゲッ”と言われるなんて。あの人たちは死体を開いたり人間の内臓を見たりするのに、私を見ながら不快だって言うんですよ」と、観客の笑いを誘っていた。