2013/09/13
(左から)池松壮亮、夏菜、吉田大八監督
舞台「ぬるい毒」の公開舞台稽古が13日、東京都内で行われ、出演者の夏菜、池松壮亮、脚本・演出の吉田大八監督が取材に応じた。
本作は、本谷有希子氏の同名小説を原作に、映画『桐島、部活やめるってよ』の吉田監督が舞台化。ある日突然電話をかけてきた謎の男・向伊(池松)に魅了され、落ちていくヒロイン熊田(夏菜)の数年間を描く。
初日を迎えた心境を聞かれた夏菜は「思ったより緊張はしていない。(稽古が)楽しかったので(本番も)このままできたら」と笑顔を見せた。一方、池松は「思ったより緊張しています。頑張ります」と語り、笑いを誘った。
今回「私のすべては23歳で決まる」という信念を持ったヒロインを演じる夏菜は「熊田は一筋縄ではいかない点が多過ぎるので、イノシシのようなタイプの私にはなかなか理解し難い。今でも悩んでいる」と役作りの苦悩を語った。
対する池松は、役作りについて「自分でも何をしたのか分からない。髪をちょっとグレーにしたぐらい」と多くを語らなかったが、吉田監督は「これが彼の手」と明かし「(舞台上で)毎日変わるから本当に面白い。2人とも今日あたりにピークがきていると思う」と語った。
劇中でキスシーンもあるという2人。お互いの印象を尋ねられた夏菜が「何でもできる。演技でもリードしてもらってばっかりで、私が年上なのに“もっとしっかりしなくちゃ”と思った」と語ると、池松は夏菜を見詰め「“この人はどこに向かうんだろう”というバイタリティーが感じられる。よく分からないところで笑うし、いまいち何を考えているか分からないところが面白い」と返した。
舞台は13日~26日、都内・紀伊國屋ホールで上演。
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