現地時間2025年5月23日に米トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ！』にゲスト出演したマイリー・サイラスが、ニュー・アルバム『サムシング・ビューティフル』に付随する映画のシーンを不衛生な状況で撮影したため、ひどい感染症にかかったことを明かした。その症状があまりにもひどかったことから、医師たちさえも不快にさせるほどだったそうだ。

　マイリーの同名アルバムのリリースが5月30日に控えているが、そのビジュアル作品『サムシング・ビューティフル』のいくつかのプレビュー映像を見ると、映画の中で彼女がハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムで転がり回るシーンが確認できる。キンメルとのインタビューでこのシーンについて説明した彼女は、あの象徴的な通りを借りる予算がなかったため、現地で真夜中に撮影を行ったと語った。つまり数え切れないほどの人々が毎日踏みしめる地面を清掃する時間や機会がないまま、現場の細菌やウイルスにさらされながら撮影に臨んだということだ。

　その約1か月後、マイリーは膝の周辺が“腐り始めた”ため、集中治療室に入院しなければならなかったと語っている。「医師に、“なぜ膝小僧がこのようなひどい感染症になったのか、何か思い当たることはありますか？”と聞かれて」と彼女は振り返り、その瞬間に言葉では表現できないほど汚れたウォーク・オブ・フェームで転がり回っていたことがすぐに思い浮かんだと付け加えた。

　マイリーは、「外科医に診てもらって“ゲッ”と言われるなんて」と観客の笑いを誘い、「あの人たちは死体を開いたり人間の内臓を見たりするのに、私を見ながら不快だって言うんですよ」と続けた。

　現在『サムシング・ビューティフル』の予告編でそのシーンの一部を視聴することができるが、映画の全編は現地時間6月12日に米国とカナダで、6月27日にその他の国と地域で1日限定公開される。マイリーは5月上旬に、ブリタニー・ハワードやナオミ・キャンベルとのコラボ曲を含むアルバムのトラックリストを公開した。

　また、『ジミー・キンメル・ライブ！』でマイリーは『サムシング・ビューティフル』のシングル曲「More to Lose」も披露した。このアルバムは「Prelude」「End of the World」そしてタイトル曲「Something Beautiful」が先行シングルとなっている。