2013/09/11
全裸や坊主を厭わず、オリコン週間ランキング6位(http://bit.ly/12zDPm6)を記録。今夏はアイドルフェスやRIJF、サマソニ参戦、7日連続ライブなども敢行してきた異端児的アイドルグループ BiSが、思わぬ苦戦を強いられている。
<BiSの現状……今までの苦労も水の泡に成りかねない事態>
2012年春、avexよりまさかのメジャーデビュー。以降、様々なトラブルやハプニング、脱退メンバー続出という事態に見舞われながらも、前述した実績を残せるほどの存在となったBiS。しかし、9月1日 Zepp DiverCity Tokyoにて開催されたワンマンライブ【IDOL SUiCiDE】は、まさかのチケット完売ならず(http://bit.ly/15xOzG5)、春に開催した両国国技館ワンマンライブ(http://bit.ly/114MPx4)の動員数を大きく下回る結果となった。
これがゴールを決めていないグループであれば、現状に見合った活動へとスケールダウンすれば済む話だが、BiSは予てから“日本武道館ワンマン実現、伝説残して解散”を公言しており、その期限が“あと何か月か”であることも示唆(http://bit.ly/1cl53hW)している。来年3月に15000人規模の会場を仮抑えしてしまっているそうだが、現状のままではキャンセルしてお寒い感じになるのは目に見えており、今までの苦労も水の泡に成りかねない。
この状況に運営は何を考えているのか。BiSマネージャーである渡辺淳之介に話を訊いた。
◎渡辺淳之介(BiSマネージャー)インタビュー
--Zepp DiverCityワンマンはどれぐらいチケット余ったんですか?
渡辺淳之介:2200人キャパとして考えると、約400人分余ったことになります。関係者100人ぐらい呼んでそれですから……まぁ大失敗。
--両国国技館から明らかに減っちゃってますもんね。
渡辺淳之介:そうなんですよね。半分になっちゃったので。これまでのファンが増えている感じとか考えたら「おかしいなぁ?」みたいな(笑)。オリコン6位を獲り、RIJFもサマソニも出てこれか……と思って。で、理由をすごく外的な要因で探したんですけど、ないんで。これは確実に内部的な問題だなと。
--ここに来てそれは苦しいですね。で、15000人呼ぶ為のアイデアを各メンバー、ブログに1万字分記すことを要求したと。
渡辺淳之介:プー・ルイは1万字書いてましたね。分かり易いなと思うのは、9月22日〆切って言ったんですけど、すぐに取り組むメンバーと、なかなか書かないメンバーと、意識の違いがちょっと出てるんだろうなって。あと、由々しき事態としては、22日まで上げないメンバーが出てくること。でも僕は誰かしら上げなかったら、3月はキャンセルしようと思ってます。それはもう慢心でしかないので。今、BiSとしてのストーリーは見えてるかもしれないですけど、個々が際立っていないんですよ。だからケミストリーがスパークしない。
--渡辺さんの思惑と想定を超えた何か。それをメンバーが起こすことでBiSは大きくなってきましたもんね。
渡辺淳之介:長らくそれがないですよね。で、もう新メンバー入ってから4か月も経ってしまっているというのが怖いなって。小さい事務所の売り上げ的にはBiSに助けられてる部分もあるので、ぶっちゃけ会社側からは「もっと延命して普通に稼げばいいんじゃないの?」みたいな。そういう意見が出てきちゃうこと自体、BiSがひよってきてる証拠なので。
--ちなみに渡辺さんの中で「これをやれば15000人呼べるんじゃないか」みたいなアイデアはあるんですか?
渡辺淳之介:バックバンド、Mr.Children!
--呼べてもギャラで大赤字だよ。
渡辺淳之介:(笑)
--なんで15000人規模の会場なんて抑えちゃったの?
渡辺淳之介:いけると思ったんですよね。
--一番人気のメンバー脱退するのに?
渡辺淳之介:そうなんですよねー。
--てか、BiSってよく一番人気のメンバー脱退するよね。
渡辺淳之介:はい。
--もうそろそろこの呪縛を断ち切らなきゃいけないと思うんですけど、ミッチェル脱退ってもうひっくり返せないんですか?
渡辺淳之介:できれば、ひっくり返したい(笑)。
--ウチ、まだ一度もミッチェル脱退に関する記事出してないんですよ。ミッチェル脱退を認めたらBiS終わるなと思って(笑)。
渡辺淳之介:まぁ終わらせないように上手くやるしかないんですけど………ミッチェル、辞めなければね。BiS最大のドッキリですよね。正社員として雇うとかだったら、残ってくれるんですかね? 「正社員として雇うから。時間外手当も出すから」って言って(笑)。まぁでも業界で働きたくないらしいんですよね。
--ミッチェル脱退の最大要因って何なの?
渡辺淳之介:ミッチェルの脱退に関しては、なんかこう、理由が噛み合わなすぎて、俺も未だになぜ脱退するのか、あんまり理解できてない。
--そうなの(笑)?
渡辺淳之介:いや、もちろん、何回も話し合いを重ねてきたんですけど……頑張ってくれたとは思うんですよ。遊びでオーディション受けに来たのに、気付いたらずっとライブやってたりとか、なんかいろいろやらされたりとか、一般的な人からすると「そりゃツラかっただろうな」って。普通に生活してたら、寒空の中で血糊を延々とかけられ続けることはないじゃないですか。プー・ルイみたいに「有名になりたい」とかないから、その中でよく耐えたなって言うしかないかもしれない。ただ、今、人気あるので、辞めてほしくはないですね。
--脱退じゃなくて活動休止とか、就職決まったら戻ってくるとか、そういう可能性はないんですか? というか、本人に直接聞いてもいい?
渡辺淳之介:それ、インタビューしてくださいよ。あと、他のメンバーにもミッチェル脱退についてどう思ってるのか聞いてみてほしいです。
取材&テキスト:平賀哲雄
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