今週の全米アルバム・チャートで、SUSAN BOYLEの『THE GIFT』が週間で243,000枚を売り上げて再びNo.1の座を獲得し、リリースから5週間で累計143万枚のセールスを記録した。

続く2位に付けたのは先週と同じくTAYLOR SWIFTの『SPEAK NOW』で、週間セールスは201,000枚。そして3位には4位からワンランク・アップした『GLEE』のクリスマス・アルバムで、週間セールスは193,000枚だった。ちなみに『GLEE』関連のアルバムは、他にも先週の5位から8位へ3つ順位を下げた『GLEE, THE MUSIC :SEASON TWO: VOLUM 4』がランク・インしており、週間セールスは74,000枚だった。

4位には、今週のチャートで最も高いポジションでの初登場を果たしたT.I.の『NO MERCY』が159,000枚の週間売り上げでランク・インしたが、T.I.にとっては新作スタジオ・アルバムが初登場No.1を果たせなかったのは、2004年の『URBAN LEGEND』（初登場および最高位が10位）以来のこととなった。2006年の『KING』と2007年の『T.I. VS T.I.P.』、そして2008年の『PAPER TRAIL』は、3作連続で初登場No.1を獲得している。

そしてT.I.に次ぐ高いポジションでの初登場を果たしたのは、フランス出身のデュオDAFT PUNKがスコアを担当したディズニー映画『TRON: LEGACY』のサウンドトラックで、71,000枚の初週売り上げで10位にランク・インした。この順位および週間売り上げに関しては、ダンス・ミュージック・ジャンルとして今週のチャートで最も高い数字となっている。またDAFT PUNKにとっては、2001年の『DISCOVERY』が発売初週に34,000枚の売り上げで44位に初登場したのがこれまでのキャリア最高だったが、今回はそれを大きく上回る成績を残した。一方、映画のスコア・アルバムがTOP 10入りしたのは、2005年5月21日付で『STAR WARS EPISODE III: REVENGE OF THE SITH』が96,000枚の週間売り上げで6位に初登場して以来のこととなった。

さらに今週のTOP 10圏内には、この『TRON: LEGACY』と『GLEE』関連のアルバムが2枚ランク・インしているが、サントラ盤が3枚もTOP 10に入ったのは今年2度目のこととなる。前回は6/26付けのチャートで、この時はEP盤『GLEE:THE MUSIC, JOURNEY TO REGIONALS』（初登場1位）、『TWILIGHT SAGA:ECLIPSE』（初登場2位）、そして『GLEE: THE MUSIC, VOLUMN 3: SHOWSTOPPERS』（3位から7位へ後退）という3作品だった。