2025/04/02 12:00
オアシスが2025年の夏にスタジアム・ツアーを行うと発表し、誰もが実現不可能だと思っていた再結成が現実となって世界を驚かせたのは9か月前のことだが、ソングライター、ギタリスト、時折リード・ボーカルも務めるノエル・ギャラガーは、今でもそれがどれほど大したことなのかを信じられないでいるようだ。
英NMEによると、同誌の元カメラマンであるケヴィン・カミンズの著書『Oasis: The Masterplan』のインタビューで、ノエルは2009年以来となるバンドの初ライブのチケットを確保しようとする狂乱ぶりに衝撃を受けたと認めた。57歳の彼は、「大騒ぎになるとは思っていたけれど、あれほど大騒ぎになるとは少し驚いた」と語っている。
ボットやダフ屋に対抗するため、オアシスはTwicketsと提携し、転売目的で購入したチケットはキャンセルすると警告し転売を阻止する計画を立てた。だが熱狂的な先行販売期間中、英国とアイルランドの公演の初回販売分については何時間も並んだ末に結局買えなかったと苛立ったファンが口を揃えた。
昨年10月にチケットマスターはこの問題を調査し、ツアーで禁止されている方法で購入されたと見られる約5万枚の転売チケットをキャンセルすると発表した。これには1世帯につき1公演で4枚以上のチケットを購入することや、複数のIDを使用してチケットを買い占めることなど、ダフ屋やボットがよく使用する手法が含まれていた。
そして今年3月には英国の競争・市場庁(CMA)が、チケットマスターがコンサートのチケット価格設定についてファンを“欺いた”可能性があると発表した。オアシスはその後、最初の19日間のチケット販売において「ダイナミック・プライシングが使用される予定であるとの認識はなかった」とする声明を発表した。現在進行中のCMAの調査の最新情報によると、チケットマスターUKは「追加の特典がなく、スタジアムの同じエリアに位置することが多いことを十分に説明せず、特定の座席チケットを“プラチナ”と表示し、同等のスタンダード・チケットの2.5倍近い価格で販売した」ことで、消費者保護法に違反した可能性があることが明らかになった。
現時点でギャラガー兄弟以外のメンバー構成やセットリストは明らかにされていないが、カミンズがノエルにオアシスの好きな曲を尋ねた際の答えにセットに含まれる曲のヒントがあるかもしれない。「1曲だけじゃなくていい?」とノエルは聞いてから、「“Supersonic”、“Some Might Say”、“Live Forever”、“Rock’n’Roll Star”」と、バンドの最も愛され、頻繁に演奏された曲のいくつかを挙げた。
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