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2025/04/05 18:00

<わたしたちと音楽 Vol.55>山崎怜奈 “話すこと”を仕事に、発信し続ける理由

 【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】(WIM)の日本版実施に伴い展開されている、独自の観点から“音楽業界における女性”にフォーカスしたインタビュー連載『わたしたちと音楽』。Vol.55となる今回は、ラジオや執筆活動を通じて、社会や文化に関する発信を続けている山崎怜奈が登場した。

 グループを卒業し、現在は毎週月曜から木曜まで、TOKYO FMで『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』という2時間生放送のラジオ番組の他、テレビの収録や雑誌の取材、エッセイの執筆など幅広く活動している彼女。アイドル時代との変化について、「アイドル時代は政治や経済に興味があっても、発信する機会がなかったんです。でも、今は自分の意見を尋ねられる機会が増えて、それが大きな変化だと感じています」と明かした。

 アイドルから報道の道に進むというキャリアは珍しく、芸能人が政治について発言するリスクも少なくない。そのことについて、山崎は「だからこそ私は発言し続けることが大事だと思っています。視聴者の方々と意見が合わなかったり、間違ったことを言う時もあるかもしれませんが、黙っていれば、結局“若者は政治に関心がない”と見なされてしまう。そうではなく、ちゃんと関心を持って考えている人もいるということを示したい」と話した。

 さらに、エンタメ業界で女性がもっと活躍しやすくなるために、自身の経験からも「メンタルケアの環境がもっと整うことが大事。そういうサポートを求めることに抵抗を感じる人も多いですが、私は自分の経験からも、自分を守るためには必要なことだと思っています」とメッセージを送った。

 インタビュー全文は特集ページより確認できる。ビルボード・ジャパンのSpotifyとYouTubeでは、このインタビューがポッドキャストとして配信中だ。また、【ビルボード・ジャパン・ウィメン・イン・ミュージック】の特設サイトでは、これまでのインタビューやプレイリストなどをまとめて見ることができる。

 2007年からアメリカで開催されている【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】は、音楽業界に貢献した女性を表彰するアワードで、2023年版は3月に実施された。日本では、インタビューやライブ、トークイベントといった複数のコンテンツから成るプロジェクトとして2022年秋にローンチした。

Photo:Shinpei Suzuki

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