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2013/09/02

第23回「芥川作曲賞」は、京都市立芸術大学卒の酒井健治氏に決定

 第23回「芥川作曲賞」の公開選考がサントリーホールにて9月1日に開催され、酒井健治氏の「ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲」が選ばれた。

 「芥川作曲賞」とは、故芥川也寸志氏の功績を記念し、サントリー音楽財団(現・公益財団法人 サントリー芸術財団)によって1990年4月に創設された作曲賞だ。今回、受賞した酒井健治氏は、2009年には「武満徹作曲賞」1位、2011年には「エリザベート王妃国際音楽コンクール」作曲部門で、日本人としては35年ぶりにグランプリを取るなど、現在最も注目されている作曲家の1人。今回の贈賞理由は、「完成度の高さと芸術性の豊かさが評価された。今後のヴァイオリン協奏曲のレパートリーとして定着しうる優れた作品である」とされており、サントリー芸術財団代表理事 堤剛氏より賞状と賞金50万円が贈呈された。

 なお、酒井健治氏にはサントリー芸術財団より交響管弦楽曲の新作が委嘱され、完成後には同財団主催のコンサートが予定されている。

写真:(C)サントリー芸術財団

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