2013/09/02
次回の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”では、アヴェンジド・セヴンフォールド、ラッパーのビッグ・ショーン、ジューシー・J、カントリー・バンドのアラバマの新しいトリビュート・アルバムなどが上位に食い込んできそうだ。
業界筋は、ビッグ・ショーンの新作『ホール・オブ・フェイム』がトップ3発進が可能なおよそ7万枚を売り上げるのではないかと予想。また、ヘヴィ・メタル・バンドのアヴェンジド・セヴンフォールドが、自身2枚目のNo.1アルバムを獲得するとみている。彼らの新作『ヘイル・トゥ・ザ・キング』は、16万から17万5000枚の売り上げが見込まれる。
ヒップホップグループ、スリー・6・マフィアとしてアカデミー賞を受賞しているジューシー・Jは、ニューアルバム『ステイ・トリッピー』がおよそ6万枚の売り上げでトップ10入りするとみられる。これはジューシー・Jのソロ作品では過去最高の週間セールスとなるだろう。ちなみに、彼のこれまでの最高位は2002年の『Chronicles of the Juice Man』で93位となっている。(ジューシー・Jは映画『ハッスル&フロウ』の主題歌「イッツ・ハード・アウト・ヒア・フォー・ア・ピンプ」を共作し、2005年のアカデミー賞で歌曲賞を受賞している)
なお、トップ10に初登場する4組目の作品は、トリビュート・アルバム『アラバマ&フレンズ』だ。アラバマの大ヒット曲をコンテンポラリー・ミュージックのスター達がカバーした12曲入りの同作は、およそ2万5000枚の売り上げが予想されている。同作には「ザッツ・ハウ・アイ・ワズ・レイズド」と「オール・アメリカン」といった、アラバマ自体の新曲も2曲収録されている。
アラバマは、米ビルボード“ホット・カントリー・ソング”チャートにおいて、グループ・アーティスト史上最多となる33回ものNo.1を獲得しているバンドだ。今回の新しいトリビュート・アルバムには、そこからの8曲のNo.1ヒットが収録されており、フロリダ・ジョージア・ライン、ケニー・チェズニー、ルーク・ブライアン、ジェイソン・アルディーンらがカバーしている。
次回の米ビルボード・アルバム・チャートは米時間9月4日の朝に明らかになる。
◎ニールセン・サウンドスキャン・ビルディング・チャート
※順位(前回順位)アーティスト名/作品名
01(-)アヴェンジド・セヴンフォールド/『ヘイル・トゥ・ザ・キング』
02(-)ビッグ・ショーン/『ホール・オブ・フェイム』
03(1)ルーク・ブライアン/『クラッシュ・マイ・パーティー』
04(-)ジューシー・J/『ステイ・トリッピー』
05(6)ロビン・シック/『ブラード・ラインズ』
06(22)ジャスティン・ティンバーレイク/『20/20 エクスペリエンス』
07(2)ジョン・メイヤー/『パラダイス・バレー』
08(-)V.A./『アラバマ&フレンズ』
09(18)ブルーノ・マーズ/『アンオーソドックス・ジュークボックス』
10(3)TGT/『スリー・キングス』
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