2013/09/02
この夏メジャーデビューした最強のご当地アイドル ひめキュンフルーツ缶が、8月30日にShibuya O-EASTで【ひめキュン祭 ~ 大江戸アイドロール!SPECIAL】を開催。ガガガSP、GARLICBOYSという歴戦の2バンドとの共演を実現させた。
アイドルが主催するイベントライブの共演陣としては異色の2組だ。オリックス・バッファローズを愛するコザック前田(vo)が牽引するガガガSPは、バンド生活16年の中でアイドルイベントに出演するのはこれが初めて。その上、イベント序盤の出演となったが、距離を感じさせない痛快なアクトであっという間に観衆を惹き込み、コザックの愛称である“旦那”コールが自然に沸き起こる状況を作ってしまうからさすがだ。そして最後には、「これが中年バンドの意地じゃ!」と「にんげんっていいな」で大合唱まで。見事な手腕を発揮した。
一方のGARLICBOYSは、1985年に結成された大阪のパンクバンド。すでに30年近いキャリアがあり、今なお精力的な活動を続けているシーンの重鎮だ。百戦錬磨の腕前から繰り出されるハードなリフやビートの迫力は凄まじく、人が激流のようにうごめくトンでもない盛況に。最後に披露された人気曲「あんた飛ばしすぎ」では、汗だくの観衆たちが次々にステージ前方へ運ばれていくこの日一番の荒々しさを見せていた。
そんな偉大な先輩たちのライブに真っ向から挑んでいったのが、ひめキュンフルーツ缶を筆頭とする愛媛のアイドルたちだ。メタル系アイドルユニット FRUITPOCHETTEがトップバッターを務めれば、中盤にはひめキュンの妹分であるnanoCUNEがMCなしのぶっ通しアクトで根性を見せ付ける。また、この日は彼女たちもバンド生演奏となっていたため、迫力のサウンドでアイドルソングを楽しめるライブになっていた。
そんな見所満載のイベントのトリとして、ひめキュンフルーツ缶はカラフルなノースリーブの衣装でステージへ。メンバーの岡本真依が「ちょっと~! バテてるんじゃないの~?」と笑みを見せると、キレのあるダンスや打点の高い跳躍で観衆を魅了する。アイドルシーンで高い評価を獲得している運動量の多いステージングはロックファンからの反応も良く、メジャーデビューシングル『アンダンテ』など全8曲で広く会場を盛り上げた。
最後はアンコールに応えて他の出演者も全員ステージに呼び込み、「あんた飛ばしすぎ」のカバーでお祭り騒ぎの締めくくりを演出した彼女たち。9月25日にはメジャー1stアルバム『情熱、エモーション。~REAL IDOROLL GIFT~』のリリースが決定しており、10月末からは大規模な全国ツアーがスタートする。
◎【ひめキュン祭 ~ 大江戸アイドロール!SPECIAL】
2013/08/30(金) at Shibuya O-EAST
出演者(出演順):
・FRUITPOCHETTE
・ガガガSP
・nanoCUNE
・GARLICBOYS
・ひめキュンフルーツ缶
DJ:ぶんぶん(DOTS)
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