現地時間3月14日、ウィル・スミスが、20年以上ぶりとなるアルバム『Based on a True Story』を3月28日にリリースすることを発表した。

　「このプロジェクトにはしばらく取り組んできたけど、早くみんなに届けたくてウズウズしてるよ」とスミスはインスタグラムに投稿し、アルバムのプロモーション写真やトラックリストを公開した。

　この14曲入りのアルバムには、すでにリリースされているシングル「First Love」「Beautiful Scars」「TANTRUM」「Work of Art」「You Can Make It」のほか、DJジャジー・ジェフ、テヤナ・テイラー、ジャック・ロスとのコラボ曲も収録されている。
　　
　スミスは今年1月、「自分の中に泉が湧き上がったような感覚だった。芸術や痛み……それまで自分でも気づいていなかった、あらゆる感情があふれ出したんだ。それから【アカデミー賞】の後、精神的な探求を続けるうちに、それまで知らなかったような新しい世界が開けていった。夢やビジョン……3年前には自分の内面に隠れていた景色が突然目の前に現れたみたいだった。そして、それを皆に伝えたい、探求したいという衝動が湧き上がってきたんだ。今の音楽は、それを表現する手段のひとつ。僕が子供の頃、教会で感じたような歓喜の感覚、この世界を少しでも良くしたいという思いだ。僕には昔からワイルドな想像力があって、それは僕の一部だ。今は、新たな何かが生まれている。それが、音楽を通じて探求しなければならないと強く感じさせてくれるんだ」と2005年の『ロスト・アンド・ファウンド』以来、約20年ぶりにアルバムをリリースする決断について米ビルボードに語っていた。

　また、スミスは『Based on a True Story』を3部作としてリリースする計画があることも示唆しており、当時「3シーズンからなるミュージカルのテレビ番組のようなものだ」と説明していた。