2013/08/29
“ホントの事言うと 僕もいじめた”という鋭い歌詞から始まるバラードや、コンドーム3部作と呼ばれる悲恋歌。36歳女性の失恋実話を題材にした鎮魂歌など、問題作を次々に生み出しているロックバンド 井乃頭蓄音団のボーカル 松尾よういちろうが、9月18日にソロに近い名義でマキシシングルをリリースすることを発表した。
井乃頭蓄音団は春に結成メンバーを含む2名が脱退し、直後に新メンバーが加入。5月にははっぴいえんどのギタリストとしても知られる鈴木茂とのセッションライブを実現と、激動の2013年を送っている4人組バンド。松尾が描く詞世界には以前より定評があり、THE ALFEEの坂崎幸之助や曽我部恵一、ホフディランのワタナベイビーらも絶賛。音楽性の高いサウンドと相まって、現代の音楽シーンで強烈な異彩を放っている存在だ。
そんな彼らは8月26日、下北沢440で【井乃頭蓄音団アコースティック夏の終わりイベント『夏のまぼろし』】と題した自主企画イベントを開催し、女性シンガーソングライター はせがわかおりを迎えて浴衣姿でアコースティック編成のライブを行ったばかり。ヒロヒサカトー(g)はマンドリン、ジョニー佐藤(g)はラップスティールやバンジョーを巧みに演奏。バンド編成とは一風変わったサウンドでファンを楽しませたが、その壇上で発表されたのが、冒頭の新作リリースについてだ。
このイベントは他にも通常のライブとは一線を画した趣向が凝らされており、会場ではメンバー考案のオリジナルやきそばやカクテルが販売され、来場者には新曲「夏はまぼろし」を収録したCDプレゼント。ライブ中盤にはメンバーからのプレゼントが当たる抽選会と、ファンならずとも楽しめる企画が満載のお祭り的な内容となっていた。
そしてライブ終盤に披露した3曲の新曲に、インストを加えた4曲入りのマキシシングルを、9月18日に“松尾よういちろうと井乃頭蓄音団”名義でリリースすることが当イベントで明らかにされたのだ。
本作はライブ会場&通販限定販売となるが、独自解釈の日本語詞をあてた井乃頭蓄音団の名曲カバー「カントリーロード」の男性バージョンともいうべきタイトル曲「逆上がり」に始まり、出世街道をまい進する実弟への想いを吐露する「弟」。そして友人のブログがもとになっているバラード「カニの缶づめ」と、すべてが度し難い“家族のお話し三篇歌”で、音楽ファンなら一度は聴いておきたい問題作となることは間違いなさそうだ。
さらに、発売日の9月18日には下北沢Lagunaで発売記念イベントの開催が決定。当然この会場でも、シングル『逆上がり』は販売されるという。
◎シングル『逆上がり』
2013/09/18 RELEASE
※ライブ会場&通販限定販売
1000円(tax in.)
収録曲:
01.逆上がり
02.弟
03.テンテケテン(Instrumental)
04.カニの缶づめ
◎井乃頭蓄音団 ライブ情報
【ノム杯 Vol.18】
8月29日(木) 名古屋・池下CLUB UPSET
【井乃頭蓄音団バラ売りシリーズ1】
9月5日(木) 原宿LIVE NOTE Cafe
(ヒロヒサ&ジョニー)
【「逆上がり」発売記念ライブ ~諦め下手~】
9月18日(水) 下北沢Laguna
出演:松尾よういちろう(ソロ出演)、大谷ペン(弾き語り from ザ・ラジオカセッツ)、ナカヤマ(グッバイフジヤマ)
【長岡京ソングライン'13】
9月22日(日) 京都 長岡天満宮内特設ステージ
(アコースティック編成)
【吉祥寺INDEPENDENCE DAY-5】
9月29日(日) 吉祥寺ライブハウスサーキット型フェス
【井乃頭蓄音団バラ売りシリーズ2】
10月3日(木) 原宿LIVE NOTE Cafe
(松尾&大貫)
【MlNAMI WHEEL2013】
10月14日(月・祝) BIG CAT、OSAKA RUIDO、SUN HALL、club vijon、americamura FANJ、twice、Amerikamura CLAPPER、AtlantiQs、CONPASS、OSAKA MUSE、KINGCOBRA、club☆jungle、THE LIVE HOUSE soma、shinsaibashi FANJ、VARON、DROP、knave、hillsパン工場、Live Studio ZERO、Soap opera classics、Music Club JANUS、Live House Pangea
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