2013/08/28
世界的バンドネオン奏者、小松亮太のデビュー15周年を記念し、アストル・ピアソラの最高傑作『ブエノスアイレスのマリア』が8月28日リリースされた。
『ブエノスアイレスのマリア』は、タンゴの革命児ピアソラが詩人フェレールとともに作り上げた全16曲からなるタンゴ・オペリータだ。当初ピアソラ生誕90年を記念し、小松亮太を中心とするメンバーによって2011年3月19日に公演が予定されていたが、東日本大震災によって、やむなく中止となった。その後、改めて企画が持ち上がり、2年の時を経て2013年6月29日に実現した東京オペラシティ コンサートホール公演のライブ・レコーディングだ。
語り手には、現代タンゴ界を代表する歌手の1人、ギジェルモ・フェルナンデスと、男性歌手には数々の公演で小松との信頼も厚いベネズエラ男性歌手、レオナルド・グラナドス。また、「マリア役」には、真正マリアとも言える、ピアソラの元妻であり本作の初演者でもあるアルゼンチンの国民的アメリータ・バルタールが初来日を果たした。実に45年ぶりに披露したアメリータによる伝説のマリアと、小松亮太とTokyo Tango Dectetによって限りなくオリジナルに忠実に仕上げられた一夜の貴重な記録となっている。
◎リリース情報
『ブエノスアイレスのマリア―Live Recording in Tokyo』
2013/08/28 RELEASE
SICC-1644~5 3,570円(tax in.)
収録曲:アストル・ピアソラ 作詞:オラシオ・フェレール
タンゴ・オペリータ《ブエノスアイレスのマリア》[コンサート形式/スペイン語上演/歌詞対訳付き]
演奏:アメリータ・バルタール(歌)、レオナルド・グラナドス(歌)、ギジェルモ・フェルナンデス(語り)、小松亮太(バンドネオン) Tokyo Tango Dectet [黒田亜樹(ピアノ)、鬼怒無月(ギター)、井上信平(フルート)、田中伸司(コントラバス)、近藤久美子(ヴァイオリン)、谷本仰(ヴァイオリン)、吉田有紀子(ヴィオラ)、松本卓以(チェロ)、佐竹尚史(ドラム、パーカッション)、真崎佳代子(パーカッション)]
録音:2013年6月29日 東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル(ライヴ・レコーディング)
More info:http://www.ryotakomatsu.com/
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