2025/01/26 14:00
2025年1月22日公開(集計期間:2025年1月13日~1月19日)のBillboard JAPAN週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”で初週165,727枚を売り上げて首位を獲得したSTU48の『地平線を見ているか?』。
本作は、前作『君は何を後悔するのか?』から約1年2か月ぶりとなるSTU48の11thシングル。表題曲の「地平線を見ているか?」では、3期生の曽川咲葵が、シングル表題曲において初選抜で初めてセンターポジションを務めた。なお、STU48の初週首位は2021年10月27日公開チャートの『ヘタレたちよ』(初週235,157枚)以来であった。
ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し『地平線を見ているか?』の地域別販売動向を調査する。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/145732/2)は、『地平線を見ているか?』と2023年11月リリースの10thシングル『君は何を後悔するのか?』、2023年3月リリースの9thシングル『息をする心』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また、一般的なシングルの販売比率とも比較するため、2025年に発売された全てのシングルの販売比率も全シングルとしてグラフに追加している。
図1を見てみると、全シングルと比べて過去3作品の販売比率は、関東地方においては同程度となっているものの、中国地方においては突出した高さとなっていることがわかる。グループの活動の舞台が瀬戸内地方の7つの県(広島県/山口県/岡山県/香川県/愛媛県/徳島県/兵庫県)であることが、中国地方における高い販売比率の要因であると考えられる。また今作『地平線を見ているか?』では、東北や中部地方などの比率が前作より減少した一方、近畿地方の比率が上昇(3.8%→11.0%)していることもポイントの1つだろう。
続いて、図2(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/145732/3)は、中国・四国地方の各県と活動拠点の1つである兵庫県における、実店舗での発売初週の販売比率のグラフである。図1同様に全シングルの販売比率もグラフに追加している。
図2を見てみると、過去3作品は広島県において圧倒的な販売比率であることが明らかだ。今作では、43.8%(全シングル:2.4%)となっており、広島県が全都道府県で最も高い比率を記録している。瀬戸内地方における精力的なコンサート、イベント、メディア出演などが地元からの強い支持に繋がっていると言えるだろう。なお、今作の発売当日には、広島駅南口地下広場にてリリースイベントも開催した。広島県における極地的な人気が見て取れる一方、ファンの裾野を広げていくことで、東北や中部、九州地方などを含む全国的な人気を獲得する可能性を秘めていることも考えられる。
『地平線を見ているか?』で久しぶりの初週首位を獲得したことに加え、瀬戸内地方、特に広島県における人気の高さをあらためて示したSTU48。今年は東京と広島で8周年コンサートの開催が決定している。彼女たちの今後の活躍に注目していきたい。
(C) STU/KING RECORDS
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