2010/12/01
11/29の晩、LADY GAGAがYouTubeを通じてまた新たなステートメントを掲げ、引き続き“Don't Ask, Don't Tell”(DADT)制度撤廃支持の姿勢を貫くことを示す新作映像を公開した。
このDADT制度というのは米軍内におけるゲイに対する扱いを定めたもので、「(同性愛者であることを)周囲が聞いてはいけないし、自ら公表してもいけない」という差別的な規則だ。この制度の撤廃を支持してきたGAGAは、モノクロ画像の公共広告風のビデオを制作し、その中で「明日11/30は、ゲイの人たちにとって非常に重要な日になるわ。どうか皆、注目していて」と語りかけ、皆が長く待ち望んでいたアメリカ国防省によるDADT撤廃に関するアナウンスへの期待のメッセージを発信した。
DADT撤廃に向けた公聴会が間もなく行われること、そして来年1月には下院において民主党から共和党へと舵取り役が移ることもあり、GAGAの今回の行動はまさに絶好のタイミングだったと言えるだろう。そして彼女は、ビデオの中で次のように言葉を続けている。
「圧倒的な数のアメリカ人たちが、何年にも渡ってこの制度の撤廃を支持してきたわ。上院議員の皆さん、あなた方はこれまでに私や多くの国民たちの意見を耳にしてきたはずよ。“国防省からの返答があり次第、すぐに議論する”とか言っていたけど、それがようやく明日の朝には実現するってことね。約束はちゃんと守ってちょうだい。頼んだわよ」
「人との違いに対して、憎しみを抱いたり非難するということが当然のことであるかのように教え込まれている若者も多くて、そんなヒドイ風潮の中で同性愛者たちが命を断つというニュースも報じられている。それって、私たちの社会が抑圧されている証拠だと思うし、何よりも政府の抑圧に他ならない。こんなことをしていると、この国の若者を殺すことになるわよ」
今回のビデオは、同性愛者擁護の姿勢を貫くGAGAの最新の行動だが、9月に開催された2010 MTV VIDEO MUSIC AWARDSの授賞式には、米軍の同性愛者メンバーたちを引き連れて登場したほか、同じく9月にメイン州で開かれた集会ではDADT制度の影に潜む同性愛者への偏見に対して声を上げていた。
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