2024/12/06 13:00
ショーン・レノンが、父のジョン・レノンの死が母のオノ・ヨーコに与えた影響について振り返った。現地時間2024年12月8日は、1980年に米ニューヨークでジョンが亡くなってから44年目の命日だ。 多くの人々にとって、ジョンの早すぎる死は”音楽が死んだ日”の一例とみなされ、世界中の数え切れないほどの個人に影響を与えた。 とはいえ、その影響を最も強く感じた人は母親以外にいないとショーンは言う。
英BBC Radio 6 Musicとのインタビューでショーンは、ジョンが1973年に発表したアルバム『マインド・ゲームス』(当時の邦題:ヌートピア宣言)の、最近【グラミー賞】にノミネートされた拡大版ボックス・セットについて語った際、同アルバムの制作時の両親の関係について触れた。『マインド・ゲームス』の制作当時、ジョンはヨーコと別居していた18か月の“失われた週末”の真っ只中にあった。
ショーンは、「多くの人が、“ヨーコは今回のレコードには参加していないのに、なぜ彼女をブックレットにフィーチャーしているのか”などと言っていました。そして僕が思うに、そこには多くの歴史があり、その時代について多くの推測がなされているんですね、なぜなら彼らが“失われた週末”と呼ばれる有名な別離に向かって進んでいた時期だったからです」と述べた。
「でも、実際は離れていてもいつも話していたから、僕は二人が本当に別れていたとは思っていないんです。彼のものはすべてまだ母のいるアパートにあったし、本当の別離ってわけじゃなかった。それに、父は彼女のことばかり考えていました」と彼は続けた。
そして、「アルバムのジャケットを見ると、文字どおり山のような大きさの母のコラージュがあって、彼は背景に溶け込むような小さな存在です。彼の人生における僕の母に対する見方は明らかだと思います。明らかに母は巨大な存在だったんです。そしてこのアルバム全体が母についてのものです」と彼は語っている。
ショーンはまた母親について直接的に語り、ジョンが亡くなって以来、母親は“あの関係から気持ちを切り替えられていない”と主張したが、最近の『マインド・ゲームス』のリリースは両親への”ラブレター”のようなものだと認めた。「そういう言い方はしたことがないですが、良い息子であろうとする僕の最善の努力だと言えます」と彼は答えている。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
【ビルボード 2025年 年間Top Lyricists】大森元貴が史上初となる3年連続1位 前年に続き5指標を制する(コメントあり)
2
【ビルボード 2025年 年間Artist 100】Mrs. GREEN APPLEが史上初の2連覇を達成(コメントあり)
3
【ビルボード 2025年 年間Top Albums Sales】Snow Manがミリオンを2作叩き出し、1位&2位を独占(コメントあり)
4
【ビルボード 2025年 年間Top Singles Sales】初週120万枚突破の快挙、INI『THE WINTER MAGIC』が自身初の年間首位(コメントあり)
5
<年間チャート首位記念インタビュー>Mrs. GREEN APPLEと振り返る、感謝と愛に溢れた濃厚な2025年 「ライラック」から始まった“思い出の宝庫”
インタビュー・タイムマシン







注目の画像



ジョン・レノン「マインド・ゲームス」をショーン・レノンが大胆に再構成したミックスが3枚組LPとして発売
ジョン・レノン、『マインド・ゲームス(ヌートピア宣言)』から「ユー・アー・ヒア」の新MV公開
『ジョン・レノン 失われた週末』本編映像解禁、元祖ハリウッド・ヴァンパイアズ=夜遊びチーム誕生秘話など
ポール・マッカートニー、故ジョン・レノンの人生は“悲劇的だった”と語る「それに対する彼の対処の仕方にいつも感心していた」
ザ・ビートルズ、完全新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』のサントラ配信 










