BiS×非常階段“地獄絵図”創造濡れた下着、一斗缶、豚の頭……大乱舞

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2013/08/09 17:15

　大型アイドルフェスで大トリを務め（http://bit.ly/15ZAufP）、【RIJF】初参戦を実現し、さらにファンも交えて海水浴（http://bit.ly/14qN5Kc）と、今夏も大暴れの異端児的アイドルグループ BiS。8月7日渋谷WWWにて非常階段とのジョイントライブを開催した。

＜床や壁一面にブルーシート、ギターを観客へと叩き付ける＞

　この日、極悪ノイズバンド非常階段と結成した“BiS階段”名義のアルバムをリリースした彼女たちは、床や壁一面にブルーシートが敷かれたステージへ登場。内臓が飛び出した衣装で、まずはBiSとしてのアクトを披露したのだが、異様なムードに飲まれてか、メンバーは早々に客席へ見事なダイブを決めてみせる。そんなアイドルらしからぬアイドルのライブを受け、非常階段は登場するなり耳を劈くノイズで観客を圧倒。一切音を止めることなく、延々と常識を逸した金切り声と爆音で戦慄させ続け、JOJO広重（g）に関しては何度も何度もギターを観客へと叩き付けていく。

＜唐突にアイドル脱衣。びしょ濡れのパンティーや生理用品投げ入れ＞

　そしてBiSと非常階段のメンバーが全員揃って登場すると、その直後に事件は起きた。メロディーの聴き取れない轟音の中で何とか歌い踊っていたBiS一同は、突然、スカートの中に手を突っ込んでブルマやパンティーを脱ぎだし、それを客席へと投げ入れていく。さらには、びしょ濡れの生理用品や謎の液体、イカらしき生モノも投げ込まれ、観客はもちろん汚れ、会場には異臭（生臭さ）が。

＜メンバーが次々とダイブ、まさかの一斗缶、豚の頭も……＞

　それでもライブは狂乱していくばかりで、ライブ終盤にはいつも飛んでるサキ様（ハンサム担当）やミッチェル（キモイ担当）はもちろん、ウイぽん（太鼓持ち担当）もぶちキレた表情のまま客席へダイブ。何故かカメラマンも背面ダイブを決めるなど、会場は完全なる混沌状態と化す。そして気付けばメンバーの手には一斗缶が……。さすがに嫌なムードが会場に流れるも、そんなものはノイズで掻き消されていき、なんと客席へ次々と一斗缶が放り投げられていく。

　気付けば、JOJO広重のギターは粉々に。終いにはBiS階段のトレードマークである豚の頭まで飛び交い、会場は正しく地獄絵図となった。

＜難波章浩（Hi-STANDARD）参加のシングルでゴキブリに＞

　そんなBiS階段としての活動も熱くなっているBiSだが、8月11日【SUMMER SONIC2013】大阪公演にオープニングアクトとして出演。9月18日には、次なるニューシングル『Fly / Hi』をリリースすることが発表されている。今作は、松隈ケンタプロデュースによる激しさと切なさが感情に訴えかけるエモROCK「Fly」と、難波章浩（Hi-STANDARD）作曲のポジティブPUNK「Hi」の両A面シングルとなっており、これらをメンバーはゴキブリモチーフの新衣装で歌っていく予定だ。

取材＆テキスト：平賀哲雄