2010/11/25 00:00
GUNS N’ ROSES(GNR)のフロントマンAXL ROSEが、人気ゲームソフト“GUITAR HERO”の製造元ACTIVISION BLIZZARD社に対して2,000万ドルの賠償金を求める訴えを起こした。
これは同ゲームに使用されたGNRの楽曲「WELCOME TO THE JUNGLE」が、“元ギタリストのSLASH(本名:SAUL HUDSON)のイメージを絶対に使用してはならない”という契約時の取り決めを犯したとしてROSEが取った措置であり、彼は元バンド仲間のSLASHと関わりを持つことを本当に避けているようだ。
ROSEと彼が運営するBLACK FROG MUSICがロサンゼルス高等裁判所に起こし訴えによると、彼らは“GUITAR HERO III”の契約交渉中にACTIVISION BLIZZARD社から「WELCOME TO THE JUNGLE」の使用を求められ、その条件として「バンドの元ギタリストでVELVET REVOLVERでも活動するSLASHを想像させる要素は一切使わない」と説得され、ROSEらから楽曲使用の許諾を取り付けたのだという。
しかしROSEによると、「ACTIVISIONは真の狙いを隠し、SLASHはフィーチャーしないというウソの言葉を並べ立てた。そしてプロモーションの段階では、SLASHとGNRとの関係を強調し、『WELCOME TO THE JUNGLE』を大々的に取り上げた」と怒りの声明を発表している。
ROSEは契約締結後、1つ前の作品としてリリースされることになっていた“GUITAR HERO II”の中で、SLASHにそっくりのキャラクターが使用されたうえにVELVET REVOLVERの複数の楽曲が収録されることになっていることを知り、すぐさま“GUITAR HERO III”における「WELCOME TO THE JUNGLE」の使用許諾を撤回したという。しかしACTIVISON側はそれを否定し、“GUITAR HERO II”でSLASHのイメージ等を使用したのは単にトレード・ショーのためであるとウソの反論をしたのだそうだ。
そして実際に“GUITAR HERO III”がリリースされてみると、パッケージ表面には黒いハットをかぶり、長くカールした髪、サングラス、そして鼻ピアスというSLASHそのまんまのアニメ化されたキャラクターが描かれていたのだという。「要するに、元GNRのギタリストが大々的にフィーチャーされていたというわけだ」とROSEは語り、憤りを隠せない様子だったという。
さらに“GUITAR HERO II”だけに使用を許可したGNRの楽曲「SWEET CHILD O’ MINE」が、“GUITAR HERO III”のオンライン・プロモーションにも勝手に使用されていることも挙げ、ROSE側はACTIVISIONに対して不正利益の変換と補償的損害賠償および懲罰的損害賠償として総額2,000万ドルを求めている。
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