2009/09/04 00:00
ROGER DALTREYはこれから始まる彼のツアー”USE IT OR LOSE IT"の目的のひとつは、今年末からレコーディングがスタートするWHOのアルバムのために、彼の声を最盛期の状態にもっていくことだと話す。
バンドとWHOの作曲を手掛けるPETE TOWNSHENDは現在デモの制作中で、12月にデモ用のヴォーカル録りを予定しているとDALTLEYはビルボードに語った。ツアーが終了する頃にはヴォーカリストとして最高の状態になっていると思うし、最高の作品になるかもしれないとも話した。「しかし、デモの作業は6ヶ月はかかるからね。どうなるか誰もわからないけど」と言葉を添えた。
TOWNSHENDは2つのプロジェクトを抱えている。『FLOSS』というタイトルのミュージカルと2006年の『ENDLESS WIRE』に続くTHE WHOの新作だ。この新作には『FLOSS』からの楽曲もいくつか含まれるかもしれない。DALTREYはニュージカルに関して多くを語らない。(「聴いていないのに、それについて語れないだろう?と」言う)しかし、TOWNSHENDの最近の多くの曲作りに関し、高い期待が寄せられている。
「この20年間もしくはロックン・ロールが抱えている問題のひとつは成長がないことだ」とDALTREYは述べる。「TOWNSHENDが取り組んでいることはたぶん、それなんだ。僕は彼は音楽を成熟させられる数少ないロックの作曲家のひとりだと思うし、いつも年齢にあった表現ができる作家のひとりだと思っている」
DALTREYはTOWNSHENDとともに2010年にはツアーに復帰する計画を立てていると話す。バンドが1996年に挑戦したロック・オペラ『QUADROPHENIA』をスケール・アップしたような作品、それから、『TOMMY』を演奏する可能性も含みアイデアをふくらませているところだそうだ。
一方、DALTREYは10/10ヴァンクーバーからスタートする2週間に亘るツアーのリハーサルを行う予定。ツアーで演奏する楽曲を彼のソロ・アルバムの中の曲や、「DAYS OF LIGHT」「WALK ON WATER」など映画のサウンドトラックの曲など今まで演奏したことがない曲をレパートリーに加えることを検討しているそうだ。もちろん、「I CAN SEE FOR MILES」「TATTOO」「IT'S HARD」などTHE WHOの曲も取り上げる予定だ。このライブのレコーディングや撮影は考えていないDALTREYだが、JOHNNY CASHのカヴァーなども考えているそうだ。「まだ、決まっていないことだらけさ。だから、あまり言いたくないんだよ。みんなをがっかりさせたくないからね」
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