2013/07/19 11:00
ロビン・シックの「ブラード・ラインズ」が6週目の首位獲得となり、7月の月間No.1ソングに輝いた、7月27日付HOT100チャート。
「ブラード・ラインズ」はこれで、ブルーノ・マーズの「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」、マックルモア&ライアン・ルイスの「スリフト・ショップ」の6週首位タイに並んだ。今週、更にポイントが上昇していることから、次週7週目のNo.1となり、単独で最長記録を更新することは間違いなさそうだ。ファレル・ウィリアムス、T.I.にとっても、6週を突破したNo.1ソングはこれがはじめて。さらにファレルは、5週連続で1、2位を独占するという記録を打ち出している。
その5週目の2位をキープした、ダフト・パンクの「ゲット・ラッキー」に続き、3位のマイリー・サイラス、4位のイマジン・ドラゴンズは引き続き、同順位に停滞中。以下、5位にマックルモア&ライアン・ルイスが上昇し、先週の5位から6位に後退したフロリダ・ジョージア・ラインが続くが、大きなポイントの落ち込みはなく、TOP10内は落ち着いたチャート・アクションをみせている。
今週、TOP10デビューを果たしたのが、8位のジェイ・Z。同時に初登場一番人気曲で、最もエアプレイが伸びたこの「ホーリー・グレイル」は、今週のアルバム・チャートでNo.1デビューした、15枚目のスタジオ・アルバム『マグナ・カルタ...ホーリー・グレイル』からの先行シングル。ジェイ・Zにっとって、20曲目のTOP10入りで、今年の春に3位をマークした、ジャスティン・ティンバーレイクとタッグを組んだ、「スーツ&タイ」に続く記録。その、ジャスティン・ティンバーレイクが今度は「ホーリー・グレイル」でフューチャリングされ、ジャスティンにとっては、今週9位にランクインしている「ミラーズ」に続く、14曲目のTOP10ヒットとなった。ジェイ・Zは、今週のHOT100チャートで「ホーリー・グレイル」を含む、計7曲をランクインさせるという快挙を成し遂げている。同週に7曲をランクインさせたのは、自身、ヒップ・ホップ・アーティストとしてもこれが始めて。
惜しくもTOP10入りを果たすことができなかったが、順当にポイントを上昇させていることから、次週TOP10入りが予想されるのは、マックルモア&ライアン・ルイスの「セイム・ラブ」(11位)。実現すれば、3曲目、3曲連続のランクインとなり、「スリフト・ショップ」、「キャント・ホールド・アス」に続くNo.1獲得も期待されている。
22位には今週のアルバム・チャートで2位にデビューした、『シアラ』からの先行シングル、シアラの「ボディー・パーティー」が上昇。アルバム発売週でエアプレイが伸びたことや、ストリーミング回数も増え、アルバムの人気を物語った。
ジェイ・Zの初登場曲が目立つ中、「ホーリー・グレイル」でゲスト参加している、ジャスティン・ティンバーレイクの新曲「テイク・バック・ザ・ナイト」が47位に初登場。上半期、最も売れたアルバムとして唯一の200万枚突破を記録した、『20/20 エクスペリエンス』の第二部となるアルバム、『20/20 エクスペリエンス 2/2』からの先行シングルで、ジャスティンらしいダンス・チューンに仕上がっている。2作連続のミリオン突破は間違いないといわれいて、2013年の年間1、2位を独占する可能性も高い。米国では9月30日、国内盤は10月9日にリリースが予定されていて、アルバムリリースまでに、この「テイク・バック・ザ・ナイト」が首位になることも期待されている。
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