Billboard JAPAN


NEWS

2024/06/06

ホールジー新曲「The End」公開、ループスとT細胞疾患と診断されていたことを明かす

 現地時間2024年6月4日にエモーショナルな新曲「The End」をリリースしたホールジーは、インスタグラムに「手短に言えば、私は生きているだけラッキーだ」と書き込んだ。その1日後に彼女はそう書いた理由について、難病のループス(全身性エリテマトーデス)と、珍しいT細胞疾患と診断されたことを明かした。

 ホールジーは、現地時間6月5日に投稿した複数の写真に長いキャプションをつけ、まず新曲への支持に感謝した。「私が長い間抑えていたニュースに皆さんが追いついてくれているのは分かっていますが、自分がどこまで共有したいのか確信が持てませんでした。皆さんがとても親切にしてくれましたので、もう少し共有したいと思います」と綴り、「2022年に私はまず全身性エリテマトーデスと診断され、次に稀なT細胞リンパ増殖性疾患と診断されました。どちらも現在治療中もしくは寛解中であり、どちらも私が生涯持ち続けるであろうものです」と続けている。

 【グラミー賞】ノミネート・アーティストであるホールジーは、当初は“不安定な”状況であったが、医師の助けもあり、なんとか事態を収拾することができたと明かした。「2年経って体調は良くなりましたし、音楽があることに今まで以上に感謝しています。自分の居場所に戻るのが待ちきれません。 皆さんと一緒にいて[銀のハートの絵文字]、歌い、心の底から叫ぶこと」と、投稿を締めくくっている。

 米国立衛生研究所によると、リンパ増殖性疾患(LPD)とは、“単クローン性リンパ球増加症、リンパ節腫脹、骨髄浸潤を引き起こすリンパ球の無制御な産生”がある病気で、免疫力が低下している人に発症する。米国立がん研究所によれば、リンパ球とは“骨髄で作られ、血液中やリンパ組織に存在する”白血球の一種であり、T型は“免疫反応の制御”を助けるだけでなく、腫瘍細胞の破壊を助ける。

 ホールジーはこれまでも、健康上の闘いについてオープンにしてきた。以前子宮内膜症との闘いについて語り、2022年にはエーラス・ダンロス症候群、シェーグレン症候群、マスト細胞活性化症候群、体位性頻脈症候群(POTS)の診断について明かした。

 現地時間6月3日にホールジーは5thスタジオ・アルバムがリリースされることを明らかにした。自身のウェブサイトに投稿した手紙の中で、「このアルバムで明らかにしようと思っていることはたくさんありますが、まずは物語の一部を知ってもらう必要があります。だから、大きなシングルやアルバムのリリースの混乱と紙吹雪の前に、私はただ、友人であるあなたに、なぜ今回すべてが重要なのかを伝える必要があるのです」と綴っていた。

ホールジー その他の画像・最新情報へ

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    <ライブレポート>ano「次に会う時まで必ず生きて」――ツアー追加公演完走、音楽でたどり着いた“絶対聖域”

  2. 2

    【先ヨミ】timelesz『because』24.9万枚で現在シングル1位独走中

  3. 3

    <インタビュー>米津玄師 新曲「Azalea」で向き合った、恋愛における“距離”――「愛情」の源にある“剥き身の生”とは

  4. 4

    【ビルボード】ロゼ & ブルーノ・マーズ「APT.」総合首位、洋楽としては約11年半ぶりの快挙

  5. 5

    ロゼ&ブルーノ・マーズ、11/22大阪開催【MAMA】で「APT.」世界初披露へ

HOT IMAGES

注目の画像