2024/06/07
世界でヒットしている日本の楽曲をランキング化した “Global Japan Songs Excl. Japan”。2024年の上半期はCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が首位に輝いた。
「Bling-Bang-Bang-Born」は、TVアニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』オープニング・テーマに起用された楽曲だ。オープニングのアニメーションに合わせたダンスチャレンジが国内外で注目を集め、2024年1月18日公開チャートで8位に初登場した。翌週の25日公開チャートでは、自身初の1位を獲得。さらに3月21日公開チャートでは、オーディオとビデオの合算ストリーミング数がグローバル・ジャパン・ソングス史上最多となる1,777万回を記録した。19週連続で首位の座をキープし、断トツのポイント数で堂々の首位を獲得した。
続いて、昨年大ヒットを記録したYOASOBI「アイドル」が2位に。YOASOBIはこの上半期、アジアツアーやアメリカ単独公演の実施、世界最大級の音楽フェスティバル【コーチェラ】へ出演するなどグローバルな活躍を見せ、トップ20に4曲を送り込んだ。また8月には【ロラパルーザ】出演の他、ニューヨーク、ボストンでの単独公演も控えており、下半期の動向にも注目だ。
3位には、通算7度の首位を獲得したKing Gnu「SPECIALZ」がチャートイン。同曲はKing GnuがTVアニメ『呪術廻戦』第2期「渋谷事変」オープニング・テーマのために書き下ろした楽曲で、アニメ終了後も人気を維持し、トップ3入りを果たした。
前述のYOASOBIをはじめ、自身初のワールドツアーを敢行したAdo、中南米&アジアツアーを成功させたRADWIMPSなど、多くのアーティストの海外公演が実現した2024年上半期。6月以降もCreepy Nutsが韓国の【仁川ペンタポート・ロック・フェスティバル】に出演、LiSAが6年ぶりのアジアツアーを開催するなど、この流れは下半期も続いていきそうだ。一方で、松原みき「真夜中のドア~stay with me」に代表されるシティポップも根強い人気を見せており、過去カタログの需要もまだまだ高い水準をキープしている。下半期はどんなグローバル・ヒットが誕生するのか楽しみだ。
【2024年上半期Billboard JAPAN“Global Japan Songs Excl. Japan”】トップ20
1位「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts
2位「アイドル」YOASOBI
3位「SPECIALZ」King Gnu
4位「NIGHT DANCER」imase
5位「死ぬのがいいわ」藤井 風
6位「青のすみか」キタニタツヤ
7位「KICK BACK」米津玄師
8位「夜に駆ける」YOASOBI
9位「真夜中のドア~stay with me」松原みき
10位「TOKYO DRIFT(FAST & FURIOUS)」TERIYAKI BOYZ
11位「廻廻奇譚」Eve
12位「勇者」YOASOBI
13位「唱」Ado
14位「すずめ (feat. 十明)」RADWIMPS
15位「怪物」YOASOBI
16位「Lemon」米津玄師
17位「紅蓮華」LiSA
18位「少女A」椎名もた
19位「The Rumbling」SiM
20位「うっせぇわ」Ado
集計期間:2023年11月24日(金)~2024年5月23日(木)
〈Global Japan Songs Excl. Japan〉
日本の楽曲を対象に、Luminate Data LLCが集計した、日本を除く(excluding)世界200以上の国々における主要デジタル・プラットフォームの定額課金型(サブスクリプション)と広告支援型の公式ストリーミング、ダウンロードにそれぞれ比重をつけて算出し、ランク付けしたチャート。
〈Japan Songs(国別チャート)〉
日本の楽曲を対象に、Luminate Data LLCが集計した上記データに、各国独自の比重をつけて算出し、ランク付けしたチャート。現在ローンチしているのは韓国、シンガポール、インド、フランス、イギリス、アメリカ、ブラジル、南アフリカ、タイの9か国で、順次追加予定。
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