2013/07/05 11:00
ワシントンDC出身のラッパー、ワーレイの3rdアルバム、『ザ・ギフテッド』が初動16万枚を獲得し、No.1デビューを果たした7月13日付アルバムチャート。
今週、28位まで上昇している先行シングル「バッド」のヒットもあり、前作『アンビション』(2位)に続く初動枚数を獲得した。Billboard200でNo.1を獲得するのは本作が初めてで、R&Bチャート、ラップチャートでも今週同時に首位となった。本作には、「バッド」にフューチャリングされているリアーナのほか、ニッキー・ミナージュやウィズ・カリファ、トゥー・チェインズといった人気のアーティストらが参加していて、ローリング・ストーンズ誌のレポートや、リリース前の試聴が好評だったこともあり、大成功に至った。
2位には、引き続きJ・コールの『ボーン・シナー』が停滞し、2週目で40万枚を超える大ヒットを記録した。同時に、シングル「パワー・トリップ」も再び21位まで上昇、自身最大のヒット作になることは間違いなさそうだ。3位には、先週の首位からダウンした、カニエ・ウェストの『イーザス』 がランクイン。J・コールと平行したセールス枚数を獲得していて、こちらも2週目で40万枚を突破、新旧のラップ勢が素晴らしいレースを繰り広げている。今週も、先週に引き続きヒップ・ホップ・アーティストによるTOP3独占となった。
4位には、クリスチャン・ロックバンドのスキレットが初登場。1996年のデビューから17年目、通算8枚目のスタジオ・アルバム『ライズ』が6万枚を突破して、TOP5入りを果たした。スキレットのアルバムがTOP10入りを果たすのは、前作『アウェイク』(2009年2位)に続く2作目で、ロック・チャート、クリスチャン・チャートではNo.1デビューを果たしている。
初登場3作目は7位のインディア・アリー。約4年ぶり、5枚目のアルバム『ソングヴァーステーション』が5作連続のTOP10入りを果たし、R&Bチャートでは4位をマークした。本作はタッグの相性も良いシャノン・サンダースがプロデュースを担当していて、涼やかな透明感のあるサウンドと、リラックス効果抜群のボーカルが、夏の清涼剤としても人気を集めている。
9位に初登場したオーガスト・バーンズ・レッドは、ペンシルベニア州出身の5人組のメタルコア・バンド。2005年のデビュー・アルバム『スリル・シーカーズ』は81位からのスタートとなったが、2009年の3rdアルバム『コンステレーション』では24位をマーク、前作『レベラー』(2011年)では11位まで上昇し、そして本作で初のTOP10入りを果たすという快挙を成し遂げた。スキレット同様に、オーガスト・バーンズ・レッドもクリスチャン系のロックバンドで、今週はTOP10内に2作のクリスチャン・アルバムがランクインしたことになる。
TOP10以下では、19位にアモン・アマースの『ディシーバー・オブ・ザ・ゴッズ』が初登場。リリース前に公開された先行シングル「ファザー・オブ・ザ・ウルフ」の映像が話題を呼び、スウェーデンでは9位、オーストラリアでは7位をマークしている。
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