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2013/07/05

ロビン・シック「ブラード・ラインズ」独走中!4週連続全米No.1

 ロビン・シックの「ブラード・ラインズ」が4週目の首位獲得となった7月13日付HOT100チャート。

 初のNo.1となったこの曲の大ヒットで、一躍その名を世界各国に知らしめたロビン・シック。デジタル・セールスの上昇率が特に目立ち、50か国以上のiTunesチャートで首位を獲得している。サンプリング・ソースとして、1977年に同じくHOT100チャートで首位を獲得したマーヴィン・ゲイの 「ゴット・トゥ・ギブ・イット・アップ」が起用されていて、ニュー・ソウル・サウンドを懐かしむ、当時の音楽ファンにも支持されている。また、先週に引き続き今週も2位に停滞中のダフト・パンク「ゲット・ラッキー」も担当しているファレル・ウィリアムスは、両曲のヒットから70年代ブームを巻き起こした一人者として、高く評価されている。この2曲の大ヒットを受けてか(?)、日本でもAKB48の新曲にディスコ・サウンドが起用された。

 登場3週目にしてTOP10入りを果たし、先週の5位から3位に上昇したのがマイリー・サイラスの「ウィー・キャント・ストップ」。シングルでTOP3入りしたのは、2009年の大ヒット「パーティー・イン・ザ・U.S.A.」(2位)以来、実に4年振りで、自身2曲目のTOP3ヒット。6年前のデビュー当時の彼女からは、同一人物とは思えないほどの成長をみせていて、脱・アイドル宣言ともいうべく過激なプロモーション・ビデオの人気もあってか急上昇を果たした。この曲が収録予定のニューアルバムには、ワン・ダイレクションのプロデューサーも担当しているドクター・ルークや、今週1、2位を独占しているファレル・ウィリアムスらが参加していて、秋頃リリース予定とのこと。

 先週、6位にダウンしたマックルモア&ライアン・ルイスの「キャント・ホールド・アス」が5位に再浮上し、アルバム『ヘイスト』から次のシングルとしてカットされた「セイム・ラブ」が、先週の28位から16位にジャンプアップした。この曲は、前2曲とは一転して、同性愛に対する偏見を覆すメッセージ性の強いナンバーで、先日カリフォルニア州での同性婚を再び認める判断もあったことから、エアプレイも急上昇した。そして、10位にはアリアナ・グランデの「ザ・ウェイ」がランクイン。4月13日付で10位に初登場してから、一旦圏外に下がり、6月22日付で再びTOP10入りを果たし、また10位以下にダウンするものの、登場14週目で再々浮上、同曲で3回目のTOP10入りを果たした。

 TOP10以下では、13位に上昇したアナ・ケンドリックの「カップス」、14位のゼッド「クラリティ」が好調。また、登場21週目で未だ15位に停滞中である、フォール・アウト・ボーイの「マイ・ソングス・ノウ・ホワット・ユー・ディド・イン・ザ・ダーク」も、トータル・ポイントではTOP10ヒット同様の大ヒットに至っている。18位には、アルバム『オーヴァーエクスポーズド』からの4thシングルとしてカットされた、マルーン5の「ラヴ・サムバディ」がランクイン。前3曲の大ヒットを受け、4曲連続のTOP10入りが期待されていて、TOP20以内にランクインされたのは、この「ラヴ・サムバディ」で11曲目となる。

 初登場一番人気は、79位にランクインしたエリ・ヤング・バンドの「ドランク・ラスト・ナイト」。テキサス出身のカントリー・バンドで、5枚目のスタジオ・アルバムからの先行シングル。現在までに、カントリー・チャートでは2曲のNo.1ソングを獲得している。先週90位にデビューした、リアーナの「ライト・ナウ」が、22ランクアップの68位まで上昇、今週最もポイントを伸ばした1曲となった。リアーナは、今週アルバムチャートでNo.1となったワーレイの「バッド」(28位)にも参加している。

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