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2009/09/02 00:00

カントリー界のスターがツアーについて語る

9/19のインディアナポリス公演で“SUN CITY CARNIVAL TOUR”の最終日を迎えるKENNY CHASNEYは、この7年間連続して年間100万人を動員するツアーを敢行し、多くのカントリー・ファンを魅了し続けている。BILLBOARD BOXSCOREのデータによると、CHASNEYが2002年以降に売り上げたツアー・チケット数は累計700万枚にものぼり、グロス売り上げ金額はおよそ5億ドル。カントリー界を担う大物シンガーとしての地位は今なおピークにあり、その人気ぶりは止まる気配がない。

経済問題に振り回され音楽市場にも荒波が押し寄せているこのご時勢において、彼はいかに移り気なファンの心をつなぎ留めているのだろうか?おそらく、その答えは至ってシンプル。より優れたステージングのためにプロダクション・コストにお金を費やし、チケット価格を保守的に抑え、そして“いかにしてファンを楽しませるのかを追求する”のがモットーに違いない。

そんな彼に対してBILLBOARDではインタビューを行い、ツアーに関する質問をぶつけてみた。以下、CHASNEYからのコメントだ。

「今回のツアーではかなり体力を消耗してるのは事実だけど、それは実に心地良く満足感に満ちた疲れだよ。ツアーに向けては去年の10月から入念な準備を行い、リハーサルにもかなり力を注いできた。この一連のツアーの流れは、すでに8〜9年ずっと続けていることだし、オーディエンスの前に立つのは何よりも楽しみなんだ。自分の持てる力すべてをファンに捧げ、彼らもそれに対して大いに反応をしてくれる。だからツアーをやめることなんて絶対にできないし、どんな疲れだって吹っ飛んでしまうくらいの充実感を得ているよ」
「ファンはいつだって最高に楽しんでくれるし、回を重ねるごとに反応が高まっているように感じている。最近はテレビを見ていると、世界中で起こっている様々な問題ばかりが飛び込んでくるようになった。心を重くする内容ばかりで、気分がふさいでしまうこともあるだろう。でもコンサートに来ている間だけは、世の中のイヤなことはすべて忘れて楽しんでいってほしいと僕はいつも皆に呼びかけているんだ。僕の音楽を通じて、一緒に楽しい時間を過ごしてもらいたいと願っているからだ」

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