Billboard JAPAN


NEWS

2024/01/09

ザ・ウィークエンド、『アフター・アワーズ』『ドーンFM』に続く3部作最終章となるアルバムのリリースを予告

 ザ・ウィークエンドは、2012年に自身の最初のミックステープ3作品をコンピレーション・アルバム『トリロジー』にまとめたが、それから12年が経った今年、再び3部作で現在のキャリアの章を締めくくる準備をしているようだ。

 2024年1月7日、ザ・ウィークエンドは2020年のアルバム『アフター・アワーズ』と2022年の『ドーンFM』(後者は日曜日に2周年を迎えた)のアートワークに加え、黒い背景にはてなマークとペアレンタル・アドバイザリーのラベルがついた新たなアルバムを予告する画像を投稿し、「3」とキャプションした。

 カナダ系エチオピア人のザ・ウィークエンド(本名エイベル・テスフェイ)は、2023年5月に米Wマガジンとのインタビューで、次のスタジオ・アルバムがザ・ウィークエンドとしての最後の作品になると語っていた。「ザ・ウィークエンドの章を閉じる準備をする場所と時期になってきた。エイベルとして、あるいはザ・ウィークエンドとして、まだ音楽は作るつもりだ。それでも自分はザ・ウィークエンドを葬りたい。そして、そうする。いずれはね。間違いなくその皮を脱いで生まれ変わろうとしてるんだ」と当時彼は述べ、「今取り組んでいるアルバムは、おそらくザ・ウィークエンドとしての有終の美になるだろう。これは自分がやらなければならないことなんだ。ザ・ウィークエンドとして、言えることは全て言ってしまった」と説明していた。

 ザ・ウィークエンドとしてキャリアをスタートのと同じ方法で活動を終えるのは詩的だと言えるだろう。2011年に、彼は『ハウス・オブ・バルーンズ』、『サーズデー』、『エコーズ・オブ・サイレンス』と題されたミックステープ3作品をドロップし、それらは最終的にリマスターとリパッケージされ、リパブリック・レコードと自身のXOレーベルからコンピレーション・アルバム『トリロジー』として翌年リリースされた。

 2021年、ザ・ウィークエンドは、「The Party & The After Party」にサンプリングしたビーチ・ハウスの「Master of None」、「House of Balloons / Glass Table Girls」にサンプリングしたスージー・アンド・ザ・バンシーズの「Happy House」、「What You Need」にサンプリングした故アリーヤの「Rock the Boat」などの使用許可を得て、リリース10年という節目にオリジナルのミックステープをストリーミング・サービスで配信していた。

ザ・ウィークエンド その他の画像・最新情報へ

関連商品

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    <ライブレポート>THE YELLOW MONKEY、マスターピースづくしで敬愛する先輩へバトンを繋いだ8年ぶり【ロッキン】ひたちなか

  2. 2

    Like~an~Angel、自身初となるツアー完走 最終公演にL'Arc~en~Ciel元メンバーのSakura登場

  3. 3

    ももクロ・佐々木彩夏、ソロツアーを完遂 ポールダンスやDJに初挑戦し新たな“あーりんワールド”を展開

  4. 4

    Hey! Say! JUMP&Number_iが総合首位、米津新曲はNetflixシリーズ主題歌、「BBBB」今年最速で5億:今週の邦楽まとめニュース

  5. 5

    <ライブレポート>サザンオールスターズと楽しみ尽くした夏の終わり――夏フェス”勇退”、異例づくしの【ロッキン】ひたちなか

HOT IMAGES

注目の画像