2013/06/14 11:00
ハードロック・バンド、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジの6枚目のスタジオアルバム『ライク・クロックワーク』がNo.1デビューを果たした、6月22日付アルバムチャート。
1998年にリリースしたデビュー・アルバム『クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ』から、約2年ごとにアルバムをリリースしてきたが、前作『エラ・ヴルガリス』(2007年)からブランクをあけ、6年振りの新作となった『ライク・クロックワーク』で、キャリア初の首位を獲得した。4枚目の『ララバイズ・トゥ・パラライズ』(5位)の初動枚数を上回り、今作は1週目にして10万枚をセールスし、この勢いは米国だけに留まらず、オーストラリア、アイルランドで首位、UK、ドイツで2位にデビューしている。なお、本作でインディーズ・レコードのマタドールに移籍した彼らだが、マタドールにとっても初のNo.1アルバムとなった記念すべき作品でもある。
2位にダウンしたものの、3週目にして早くもゴールド(50万枚)に認定されたダフト・パンクの『ランダム・アクセス・メモリーズ』は、全世界中で大ヒットに至っていて、最もセールスの割合を占めているiTunesチャートでは、日本を含む97カ国で首位を獲得した。本作のヒットを受けて、今後リミックス・アルバムもリリースされる予定。
3位には、フロリダ出身のロックバンド、スリーピング・ウィズ・サイレンスの『フィール』がランクイン。前作の78位から大きく順位を上げ、3作目のスタジオ・アルバムにして、初のTOP10入り、TOP3入りを果たした。初動売上の6万枚は、もちろん自己最高記録。
今週も引き続きカントリーシンガーのアルバムが強く、先週5位にTOP10外から再浮上したブレイク・シェルトンの『ベースド・オン・ア・トゥルー・ストーリー』が4位にワンランクアップ、5位にはフーティー・アンド・ザ・ブロウフィッシュのシンガー、ダリアス・ラッカーの『トゥルー・ビリーバーズ』が引き続きセールスを伸ばし、シングル「クルーズ」(5位)が大ヒット中のフロリダ・ジョージア・ラインのアルバム、『ヒアズ・トゥ・ザ・グッド・タイムス』が先週の17位から8位に再び、TOP10返り咲きを果たしている。
6位に初登場したのはヘヴィメタル・バンド、メガデスの新作『スーパー・コライダー』。1985年のデビューから通算14作目のスタジオ・アルバムで、TOP10入りを果たしたのは、2009年の『エンドゲーム』以来4年振り、1992年に2位を獲得した『破滅へのカウントダウン』から、通算6作目。本作は、ロードランナーを離れ、ヴォーカルのデイヴ・ムステイン自身の新レーベル、「トレードクラフト」からのリリースとなってから初のランクインとなる。
先週13位から8位に再浮上、今週もワンランクアップし、7位にランクインしたイマジンドラゴンズの『ナイト・ヴィジョンズ』は、今週で登場40週目をむかえた。アルバムのみならず、シングルカットした「レディオアクティブ」も41週目にして6位に上昇している。
10位にはデビュー20周年を迎えたカナダ出身のロックバンド、ベアネイキッド・レディースの10枚目のアルバム、『グリニング・ストリーク』が初登場。TOP10入りは、2003年にリリースした『エブリシング・トゥ・エブリワン』以来10年振りで、通算4枚目。メンバーの不祥事があり、今後の活躍にファンが心配を募らせていたが、その心配を跳ねのける見事な復帰作となった。
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