2013/06/10
おなじみのSEが流れ始め、場内が徐々に暗転。メンバーがそれぞれの位置につき、1曲目がベースから始まった。2011年のアルバム「INDEPENDENT」に収録の「Escape」。ベースが繰り返すリズムにドラムスが交わり、ピアノがゆっくりとそして力強く入っていく。そしてパーカッションが最後に絡んでいく。indigo jam unitの登場だ。
各パートが複雑に絡み合い楽曲は進行して行く。そして、一曲目はベースで締められた。
4人組のジャズバンドであり、メンバーはドラムス清水勇博、ドラムス/パーカッション和佐野功、ベース笹井克彦、ピアノ樽栄嘉哉、国内外で活躍しているindigo jam unitは昨年結成8周年を迎えた。最新作は昨年12月にリリースされた「REBEL」、そのアルバムがメインと思いきや、2曲目は2010年12月に発表された「Roots」の2曲目「Monkey Trick」。こちらもベースがドラムを引き寄せピアノ、パーカッションが次々に入っていき、1つの音楽が出来上がる。短音でも力強く複数の楽器が絡めば絡むほど力強く、太く演奏されていく。
続いて「Matador」。スパニッシュ風なピアノが前面に流れながら進行していく。
立て続けの3曲が終わり、ベースの笹井がご挨拶。軽いメンバー紹介の後「今夜はがっつりやりますよー!」という開会宣言?で場内を盛り上げた。indigo jam unitのライブの特徴の1つとしてステージ背後に映し出される映像。曲ごとに抽象的なイメージで、見ている人たちのイメージを増幅させる役割を担っている。コミカルな物からナチュラルな物まで、聴覚だけではなく視覚を取り入れて立体的なイメージを創出させるのは秀逸である。お客さんも体を揺らしながらリズムを取り、彼らの世界を全身で、リアルに体感しようとしているように思えた。
ライブは既に終盤。笹井が「最後まで、みなさん、アレしちゃってくださーい」と言い放ち、8周年記念の8枚目のアルバム「REBEL」、そのタイトル曲を披露。個々のリズムにはそれぞれのベクトルがあり、それぞれ方向も長さも違うが、4つの個性が一つの楽曲を奏でることによりベクトルが定まり、そこに無限の広がりを感じさせてくれる、そんなことを思わせるライブであった。
あ、アンコール。毎度清水さんの告知タイムが始まった。毎度のことだがぐだぐだしている。だが、そこがまたいい。
東京公演は明日6月11日ビルボードライブ東京にて行われる。なんと今回はイヤフォン付きで超お・と・く。
Photo:マイケル
◎公演情報
【indigo jam unit Grand Piano Tour 2013】
2013年6月7日(金) ビルボードライブ大阪
2013年6月11日(火) ビルボードライブ東京
More Info:http://www.billboard-live.com/
◎indigo jam unit オフィシャルサイト
http://www.basisrecords.com/indigo/
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